少子化の原因とは?3つの原因で子供が減っています!

少子化の原因とは

赤ちゃんの誕生は夫婦の人生に変化と喜びをもたらすものですよね。
ところが現実の日本社会では深刻な少子化が進行し、合計特殊出生率は人口を維持するための水準(2.07)を大幅に下回ったまま(1.43:2017年)になってしまいました(涙)

何が原因で日本は少子化社会になってしまったのでしょうか?

今回は少子化問題の3つの原因とその背後にある経済的・社会的環境の変化についてご紹介したいと思います。

少子化をおし進める3つの原因とは?

少子化の原因は次の3つです。

少子化の原因とは
  • 結婚しない人が増えている(非婚化)
  • 晩婚化で結婚が遅くなり、その結果、初産が遅くなり(晩産化)2人目3人目を産みにくい
  • 重い教育費用負担を考えるとためらってしまう(教育費用の負担)

少子化の原因の第1は結婚する男女が減っている「非婚化」です。
第2に結婚の時期が遅くなる「晩婚」からの、出産の時期が高齢化する「晩産」です。
そして第3に、学校教育や塾などに関わる教育費用の負担が重くなっていることが少子化の原因となっています。

少子化の原因その1:結婚しない非婚化

結婚したカップル

1つめの少子化の原因は、結婚しない人が増える非婚化です。

多くの赤ちゃんは両親の結婚を経てから産まれます。ところが、日本では生涯結婚しない非婚が増えています。

パートナーがいないという理由で結婚しない方は子どもを作りません。しかし、パートナーがいても結婚しない人は基本的に子どもを作ろうとはしませんので、少子化の原因の一つがこうした非婚化です。

20歳から34歳の男女の未婚率は1980年代以降急激に上昇し、男性の68.2%、女性の55.5%がこの時期の結婚を見送っています(2000年)。

将来的(2035年)には男性の29%、女性の19.2%が50歳になっても結婚しないと見込まれています。

数字からは結婚しない人がかなり多い印象を受けます。

出典:内閣府「平成16年版少子化社会白書」より

出典:内閣府「平成29年版 少子化社会対策白書」より

少子化の原因その2:初産が遅れる晩婚化と晩産化

ごはんを待つ子供

日本では結婚自体が低調で、結婚したとしてもその時期は年々遅くなる傾向にあり、晩婚化も進んできています

1975年の平均初婚年齢は男性27歳、女性24.7歳であったのが、2015年には男性31.1歳、女性29.4歳と高齢化。高齢での出産を避けたい、育児をする体力に自信がないとの思いから、出生数が減少するのです。

晩婚化は当然のことながら初産の時期を遅らせます。いわゆる晩産化です。晩産化に伴う高齢出産が母子にとってリスクが高いのは昔も今も同じ。

フウクマ

結婚が遅くなることで、初産も遅くなってしまうのね。

二人目の出産を躊躇(ちゅうちょ)すれば、出生率が1に近づくのも当然だよね。

パパクマ

内閣府の統計によれば、母の第1子の平均出生時年齢は1975年時点で25.7歳だったのが、2015年には30.7歳まで上昇。同時期の第2子の平均出生時年齢は28.0歳から32.5歳へと上昇していますが、これはあくまでも第2子をもうけた母の平均年齢。出生率が限りなく1に近づいている現状を鑑みれば、多くの母が二人目の出産を躊躇していることがわかります。

出典:内閣府「平成29年版 少子化社会対策白書」より

少子化の原因その3:重い教育費用負担

国立社会保障・人口問題研究所が2015年に実施したアンケート調査によると、結婚している男女が理想の子供数を持たない最大の理由は「子育てや教育にお金がかかりすぎる」からでした。

本当に子育てってお金がかかるんだよ・・・

パパクマ

文部科学省の調査によれば子供二人を大学まで卒業させるために必要な教育費は約2,700万円(31歳で第1子、34歳で第2子を出産。小・中学校は公立、幼稚園・高等学校・大学は私立に進学することを想定)。

フウクマ

1人あたり1,350万円もするのね・・・

特に大学段階での教育費負担は重く、教育費は最大で所得の7割を消化してしまうほどに。「生活水準を落としたくない」、「教育費を負担する自信が無い」という世帯が出産を躊躇するのも致し方ないでしょう。

当サイト管理人の実体験としては、やはり大学費用の負担が大きいです。
我が家は子どもが3人いて、中高と公立学校に行ってもらったので高校までは何とかなりますが、大学費用は額が額なので、正直厳しいですね(・_・;

これ、ドイツのようにほぼ無料になりませんかね笑

高等教育は国力に直結すると思うんですが。

出典:国立社会保障・人口問題研究所「第15回出生動向基本調査(結婚と出産に関する全国調査)」より

出典:文部科学省「我が国の成長のための教育投資の充実 ~教育費負担軽減について~」より

少子化をもたらす経済・社会環境の変化

非婚・晩婚化の背景にある不況

それではなぜ、非婚化・晩婚化が進行してしまったのでしょうか?
ベビーブームという言葉を聞いたことがある人は多いはずです。戦後に2度赤ちゃんが大量に生まれた時期がありました。最初のブームで生まれた赤ちゃんが、第二のブームで赤ちゃんを産む。それならば3回目のブームが来ても良いはず。ところが3度目のベビーブームが訪れることはありませんでした

第二次ベビーブーム(1973年前後)で生まれたの赤ちゃんが大学を卒業し、就職時期を迎えるのは1995年頃。折しも日本はバブル崩壊後の不況の真っ只中(T_T)

就職難

「就職氷河期」と呼ばれた時代です。就職できない大学生が大量に発生し、その一部は仕方なくアルバイトをする「フリーター」となりました。

パパクマは当時高校生で、バイト先の先輩を見ていると就職活動の厳しさを感じたよ。

パパクマ

「失われた世代」とも呼ばれる第二次ベビーブーマーたち。厳しい受験競争を勝ち抜いて入った大学。卒業後に待ち構えていたのは、結婚・出産以前に自立した生活を送れない人生でした。若者の雇用の不安定化が非婚化や晩婚化の一因となったのです。

出典:内閣府「平成16年版少子化社会白書」より

出生数減少の背景 育児と仕事の両立の難しさ

結婚時期が早まり、結婚する男女が増えれば少子化が止まるとは限りません。
結婚をしても出産をためらう夫婦は増加傾向にあるようです。

結婚後15年以上19年以下の妻が出生する子どもの数は1982年の2.23から2015年の1.94まで0.3ポイントも低下しています。その背景にあるのは家庭の有り方の変化です。

「男は外で働き、女は家を守る」という伝統的な日本の家族観を変えたのが、1985年に成立した男女雇用機会均等法でした。十分ではないものの男女が平等に働く機会を得られる時代になり、女性の社会進出が進みました。

これまで子育ての主な担い手であった女性が社会に進出することで、誰が子育てを担うのか、という問題が発生。核家族化※が進行し親子の同居が減ったため、祖父や祖母に子育てを委ねることも困難になりました。

※核家族化とは?
祖父母が同居していない親子だけの世帯。昔は同居する祖父母が育児にも参加していたが、今は同居していないので手助けができない。

頼みの綱であるはずの保育園はどこもいっぱい。待機児童があふれ、両親は出産前から保育園に入るための準備を整える「保活」に奔走しています。保育園に預けられなければ、夫婦のどちらかが仕事を離れることに。失う所得の大きさが「子どもを産む」という選択に影を落としています。

本来、女性が働きやすくなる政策と同時に、保育園の拡充を行う政策が必要だったのです。

出典:慶應義塾大学教授 津谷典子「出生率と結婚の動向 ―少子化と未婚化はどこまで続くか―」より

出典:内閣府「選択する未来」より

さいごに

今回は内閣府等の資料を参考にしながら、少子化の原因について考えてみました。

非婚・晩婚化、晩産化、教育費負担の増大が出生率低下の直接的原因となっていること、その背景には不況に伴う雇用の不安定化があること、そして育児と仕事を両立できない社会状況が出産を諦めさせている可能性があることが今回明らかになりました。

これらは国民の努力ではどうしようもないものばかりですよね。

後戻りできないところまで進んでしまった印象を受ける日本の少子化ですが、これ以上悪化しないよう、原因の解消を政府には求めたいところです。

少子化問題についてはこちらでご紹介しています。

経済の縮小少子化とは?少子化問題が何をもたらすの?わかりやすく具体例で!

2 COMMENTS

ふりかえれば

1998年~2006年に第三次ベビーブームが起きていたはずでした。これを壊したのが、左翼と左翼にコントロールされたマスコミです。女性の権利の不足だとか、女性全員就業化による経済メリットとか、屈辱的な差別の一般職廃止とか、産まない生き方とか、国連を悪用する手法が始まっていたことを、まだ誰も気づいていませんでした。LGBTとか産まない女性、産めない女性、産めない男性、単純に産む女性をみんなで支援する気持ちがあれば、保育所増設や出産育児手当を充実させ、産む女性に予算を優先的に配分すればいいのに。個人の権利とか差別とか騒ぐ人が増えました。マスコミの影響ではと思われます。18歳で結婚とか、大学院でて専業主婦とか、歓迎すべきことを、無駄だと批判する愚かな評論家がいます。これでは、少子化は解決しません。少子化を促進し、移民を増やしたい人がいるのも現実です。それが、お金儲けになるようです。個人の権利や利益を優先することを恥ずかしいと思わない人が増えています。女性の就職は義務のようになり、子育てや介護もあって、つぶれそうな女性が増えています。少子化で社会不安をあおれる左翼、報酬があがった女王蜂と呼ばれる少数の幹部社員は、今の状況を喜んでいるかもしれないですが、悲しいです。バブル崩壊っていうのも、プラザ合意という毒薬のせいです。アメリカから内需拡大の圧力がなければ、別の方法がありました。

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ヤナイ

第三次ベビーブーム、ありませんでしたね。ちょうど超就職氷河期と呼ばれた時期ともかぶっています。
その時期のロスジェネ世代の雇用を、今からでも政府は強力に支援してほしいと思います。結婚や出産に向けて、前向きに慣れる人が増えると思います。

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