インドで暮らすのって、大変そうだと思いませんか?
インドの旅行記などでは、「タクシー代をぼったくられた」「観光ガイドにお土産屋へ連れて行かれた」など、様々なトラブルの事例をよく聞きますよね(^^;)
そんな国でちゃんと暮らしていけるのかな…?と不安に思う方も多いかと思います。
そこで今回は、これからインドで暮らす人のために、2年間インドで暮らした経験のあるFさんが、インド生活で経験されたトラブルの事例と、そんなトラブルを回避するためのポイントを解説します。
インド生活に憧れ始めていた管理人の心を、リアルな事例でポッキリ折ることができた事例も含まれています笑
それではさっそくいってみましょう!
インドでのトラブル事例と体験談!
私はインドで2年間暮らしている間に、様々なトラブルがありました。
部屋のこと、買い物、移動…普通に日常生活を送るだけなのに、「なんでこんなに大変なの!?」と泣きそうになることもしばしば(^_^;)
こんな私のトラブル事例と失敗談をもとに、「インドで暮らす時はこんなことに気をつけるといいんだな」と思ってもらえれば嬉しいです(^^)
インドのトラブル事例1:設備不良に要注意!
私がインドで暮らした部屋は、現地企業が用意してくれた3BHK(3ベッドルームアパート)の賃貸マンションです。
3BHKというのは、3ベッドルームにホール(リビングに相当)とキッチンがあるつくりで、それぞれのベッドルームにトイレとシャワーがついています。
私はこの部屋で、2人の外国人とルームシェアをして住んでいました。
日本の狭い賃貸マンションとは違い、個室は10帖くらいとスペースが大きいので、広々と快適に過ごせます。
しかし、注意したいのは設備不良。インドの部屋の設備は古かったりメンテナンスがされてなかったりするせいで、故障というトラブルにあうことが多いのです。
インドでは、トイレにシャワー(手動の操作でお尻を洗浄するもの)がついています。
ある日の夜、そのシャワーのノズルが外れ、大量の水が溢れ出て、部屋に浸水してしまったのです。
その夜は、朝になるまでバケツで部屋から水をかき出したという苦い思い出があります…><
このほか、浄水フィルターが壊れたまま水を飲んでいたり、湯沸かしスイッチが壊れて水シャワーしか出なかったり・・・様々な設備不良のトラブルに泣かされました(涙)
こうした設備不良の場合、現地企業のスタッフを通して修理業者を呼ぶのですが、スムーズに修理が進むことはほぼなく、直るまでになんと数週間はかかります。
インドのトラブル事例2:移動といえばリキシャ!ぼったくり&迷子に注意
インドの街での移動といえば、オートリキシャ(小型の自動三輪タクシー)です。
このリキシャもトラブルの起こりやすい乗り物と言えます。
乗りたい時には、路肩に停車しているリキシャの運転手に話しかけるか、走っているリキシャを手を挙げてとめます。
とはいえ、どの運転手も素直に乗せてくれるというわけではなく、行き先によっては乗車拒否されることも。
たとえば、あまりに近い距離だったり、運転手が知らない場所、帰り道と逆方向だったりすると断られる可能性が高いです。
日本のタクシーだと考えられないことですが、乗せてくれるリキシャを探すために何台も見送ることは珍しくありません。
また、乗れたとしても気をつけなければならないトラブルが、ぼったくりです。
リキシャにはメーターが備え付けられているので、乗った瞬間にメーターの電源がつけられているかどうかを確認する必要があります。
そして、乗り込んでメーターが動いていたとしても、まだまだ気は抜けません!
目的地にきちんとつけるかどうかは、自分のナビ次第。うっかりしていると全く知らない場所に連れて行かれてしまうハメになります。
インドに移りたての頃のトラブルです。家からリキシャで10分ほどのスーパーからの帰り道。
リキシャに乗った私は、運転手に家の場所を告げて安心し、ぼんやりしていました。(運転手は英語はほぼ通じないので、片言のヒンディーで話します)
すると、運転手は私の告げた場所が正確に聞き取れておらず、1本外れた道を曲がってしまいました。
しばらくして、ふと気づくと見慣れぬ景色が…。
まだ地理も周辺環境もわからなかった私は、パニックになって運転手に「ストップ!」と告げるも、言葉が通じず走り続ける運転手。
結局、現地企業のインド人スタッフに連絡して家までナビしてもらい、1時間かけて帰ることができました。
本当は100円くらいで着けるはずが、500円くらいかかってしまうトラブルとなりました…><
言葉も通じない&知らない土地で迷子になるなんて、これ以上の不安はありませんよね。
スマホがあればグーグルマップを見てナビすることができますが、運転手は見てもわからないことが多いので、自らしっかりナビする気持で乗り込みましょう。
慣れてくれば、運転手に片言のヒンディー語で「シッダー(まっすぐ)」「バス(止めて)」など指示できるようになります^^
インドのトラブル事例3:買い物には、小銭を常に持ち歩こう
日本人がインドで買い物する場所と言えば、大型スーパーや大型ショッピングモールなどがメインになることが多いです。
買い物をする前には、店の前で必ず荷物検査とボディチェックがあります。
これは、過去にインドのテロ事件があった時から実施されているそうで、一人一人ボディチェックされるため、お店に入るのにまず行列ができます。
一度お店を出ると再び受けなければならないので、うっかり外出できないのが面倒くさいところです。
スーパーによっては、手荷物(お金以外)はロッカーに預けて買い物をしなければならないところもありますので、手荷物はなるべく少なくして出かけましょう。
そして、必ず持っておいた方がいいのが小銭です。
インドでは、1000ルピー以上の高額紙幣を使おうとすると、お店側が小銭を用意できていない場合があるので、おつりがもらえないというトラブルが発生します。
大型スーパーやショッピングモールではまだ小銭を持っている可能性が高いのですが、道の野菜売りや小型店ではほぼ紙幣は使えないと思っておいた方がよいでしょう。
路面にある小さな雑貨店(パンや水、お菓子などを買えるお店)で買い物をした後、トラブルは起こりました。私は500ルピー札で支払いをしようとしたのです。
すると、店主からは「小銭がない」との答えが。私が小銭を持っていなかったため、「これしかない」と言うと渋い顔…。
店主が隣のお店に「小銭あるか?」と聞きにいっても、隣もその隣も「ない」と断られ、結局買い物はできずに帰ることになってしまったのです。
リキシャも小銭を持っていないので、紙幣を出すと小銭をちょろまかされたり、小銭をもらえなかったりするトラブルはよくありました(^^;)
銀行でお金を下ろす際は小額単位で降ろし、なるべく大型店で紙幣を使います。
そして余ったお金を小さいお店で使うようにするなど、お金の使い方を工夫しておけば、小銭問題で困ることは少なくなるでしょう。
インドでのトラブルや大変さを楽しむ余裕も大切
インドのトラブル事例でした!
ここでお伝えしたトラブルはどれも小さなことですが、インドで暮らす際には多くの方が直面することだと思います。
ですので、私のトラブル事例と失敗談を参考にしていただいて、少しでもインドで生活する方の暮らしが快適になれば嬉しいです^^
インドで暮らすと、予想もつかないトラブルや問題は必ず起きるし、「も~イヤ!」って思うこともたくさんあります。
でも、そういった予期せぬ事態を何度もくぐり抜けると、人ってだんだん心に余裕ができてくるみたいです(笑)
私も何度かインドで「も~~~!」って思ったことにより、インドに来る前より心が広くなったような気がします。(多分…^^)
なので、インドの暮らしでトラブルや問題が起きた場合もあまり思い詰めず、「なんとかなるさ」という気持で向き合ってみてはいかがでしょうか?
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