バブル経済~日本のバブルの原因とは!?

日本って長い間、不況です。

2013年初めから始まった、経済政策アベノミクスで株価は戻ってきましたし、データでは百貨店などの小売業界の景気も上向いてきていたようです。

ただ、8%の消費税増税を迎え上向いた景気がポッキリ折れてしまいました(涙)

さて、その気になる景気なんですが、私が社会人になった2000年頃、よく上司がこんなことを言っていました。

バブルの頃は良かったな~( ´∀`)」

皆さんも、一度くらいは生で聞いたことがあるかもしれません。バブルの経験者なら、実際に言われたこともあるかもしれませんね^^

他にも、

  • 「日本中が浮かれていた」
  • 「社長が毎週飲みに連れて行ってくれたよ」
  • 「ボーナスが300万だった(!)」

こんなことを聞きました(^^;

かなり、良い時代だったと、多くの人が言う印象です。

今回は、そんなバブルについて、当時起こったことを例に、日本のバブル経済の原因を、わかりやすくご紹介したいと思います^^

では、いってみましょう!

バブル前の好景気

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1980年代前半、日本はハイテク景気と呼ばれる好景気の中にありました。

日本はどんどん良い製品を製造して、アメリカや諸外国に輸出していました。

当時は、1ドル220円~250円という、今から考えると相当な円安であったため、外国では安くて質の良い日本製品が、バンバン売れました。

円高と円安!図と例文ででわかりやすく!

つまり、日本の冷蔵庫の方がアメリカの冷蔵庫よりも安くて良い製品でしたので、アメリカの人たちは、日本の冷蔵庫を買いました。

バブルの原因!不満がつのるアメリカ

そこで困ったのが、アメリカの国内産業です。アメリカ国内で作った製品が、安くて良品の日本製品に太刀打ちできず、売れ残っていきました。

そこで、アメリカではよくあることなのですが、アメリカの製造業界は、政府議会に対して文句を言いました。

このままじゃ、やっていけません!

何とかして欲しいです!!

さらに、当時アメリカは、双子の赤字と呼ばれる貿易赤字と財政赤字にとても苦しんでいました。

そこでアメリカは、日本さん、あんたとこ儲けすぎ。

ウチ、ごっつ困ってるんやわ~( `ー´)ノ

怒る女性

と日本に「強く」言うことにしました。
実際に、アメリカはどう行動したのでしょう?

プラザ合意で円高ドル安が決まる

具体的には、1985年のプラザ合意円高ドル安とする為替政策が、アメリカ、イギリス、フランス、西ドイツ、日本の間で決められました。

これは、ドルの価値を下げて円の価値を上げることで、アメリカ国内の、日本製品の値段を上げようとする政策です。

例えば、日本の冷蔵庫を1,000ドルでアメリカに輸出していたとしましょう。1ドル250円の時であれば、1,000ドルは25万円ですね。

それが1ドル150円になったとしたら、1,000ドルは15万円にしかなりません。

差し引き10万円(40%)も儲けが減ってしまうことになります。

これでは、日本のメーカーはやっていけませんので、1,000ドルで売っていた冷蔵庫を、1,500ドルに値上げする必要があります。

これで、1,500ドル=22万5千円となるので、なんとかやっていけそうです。

しかし、アメリカ人からすると、安くて質の良い日本製冷蔵庫が高くて質の良い冷蔵庫になってしまいました。今まで日本製を買っていた人達は、安くてまあまあの品質のアメリカ製の冷蔵庫を選ぶようになりました。

アメリカの製造業界は満足ですね(# ̄v ̄#)ニヤリ

こんな政策が、決まってしまいました。

プラザ合意は効果絶大

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実際に、プラザ合意で決まったことを発表した翌日、ドル円の為替レートは1ドル235円から、1日で約20円も下落しました(;゚Д゚)

1年後には、なんと1ドル150円台となりました。

上記の例の通りですね。

見事に円高ドル安になりました。その結果、予想通り日本の輸出業は大打撃を受けました(;∀;)

さらに日銀は、なぜか高目放置と呼ばれる無担保コールレート※を6%から8%台へと、引き上げる金融引締政策を行いました。

※金融機関同士で短期資金を貸し借りするときの金利

儲けが40%も減ってしまっては輸出産業はやっていけません。さらに日銀による引締政策も行われ、お金を借りにくくなりました。

設けが減って資金繰りを銀行に頼りたい時に、金利が上がったものですから、企業は大変です。不況が日本を襲いました。

だからといって、日本はアメリカのように外国に「何とかして欲しい!」なんて言えないので、自分で頑張ることにしました。

てゆうか、これが基本ですが(^^;
(アメリカはある意味ジャイアンなので)

日本のとった打開策とバブル経済の原因

この不況をなんとかするため、当時の日本は、公定歩合(金利)を引き下げる政策を行いました。
(そもそも、最初から引き下げれば良かったのですが)

公定歩合(金利)を引き下げることで、企業は銀行からお金を借りやすくなります。

その結果、企業は何とか息をふきかえしました。

ああ、やれやれ。

しかし、これが、日本のバブル経済の原因となってしまいました。

次回の、

バブル経済崩壊までの過程~当時日本で何が!?

に続きます。

よろしければ、読んでいただけると嬉しいです^^

2 COMMENTS

yasu

今までモヤモヤしていたことが、どれも非常に分かりやすく書いてあり助かりますm(__)m
このようなサイトがもっと、僕らのような若い世代に認知されて欲しいです。

あとこんなこと言うのもおこがましいかもしれませんが、サイトが非常に重い気がします。
せっかく良いサイトなので是非改善お願いします!

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ヤナイ

yasu様

ブログをご覧いただき&嬉しいコメントまで、ありがとうございます!
これからも良い記事が書けるよう頑張りますね。

あと、サイトが重くて申し訳ありません・・・
これ、改善したつもりだったのですが、まだ遅いですか。

見直そうと思います。
貴重なご意見ありがとうございました。

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