関税とは?簡単に言うと?図解でわかりやすく!

最近落ち着きましたが、TPPに関する話題がニュースでもよく取り上げられていましたね。そのTPPでは、関税という言葉がよく出てきます。

それを見ていた長女が、「お父さん、関税って何~?」と質問してきました。
そして、「関税って、外国のモノが高くなるの?

おっ!いいセンいってる!

私がちょこちょこと時事問題や社会のことを話して聞かせているので、興味を持ってくれているようです^^

そこで今回は、関税とは何?簡単に、ご紹介しようと思います。

例え話と、図解でわかりやすくご紹介しますね。

関税とは?簡単に言うと?

貨物船

関税とは、輸入品に課せられる税金です。外国で生産された商品が日本に入ってくる時に税金がかかります。

その役目は、安い外国製品から、高い国内製品を守るための仕組みです。

でも、税金で国内製品を守るって、どういうことでしょう?

これを例え話で見てみましょう。

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関税をすき焼きのたとえ話で!

突然ですが、すき焼きはお好きですか?

私は大好きです( ´∀`)

あの甘辛い味付けの柔らかいお肉を、卵にからめて食べる・・・

は!脱線しかけましたが、このすき焼きには牛肉が入りますよね。
(豚肉派や鶏肉派の方も、今回は牛肉でお願いしますw)

それでこの牛肉ですが、国産の和牛とアメリカ産やオーストラリア産の牛肉と、どちらが安いでしょう?
ほとんどの場合、安いのは外国産牛肉ですよね。

そして、お肉を買う時に主婦の皆さんは迷うわけです。

  • 美味しくて高い和牛か?(1食分2,000円)
  • まあまあで安い外国産か?(1食分1,385円)

※金額はわかりやすい額にしています。

差は600円ちょっと。

これ、迷いますよね~(^_^;

我が家は、買う時にお財布に余裕があれば和牛ですし、そうでなければ外国産を購入します。

皆様、似たような感じではないでしょうか?

でも本来、外国産牛肉は、もっと安いのです。

なぜなら、関税分が値段に上乗せされているからです。

次で、もしも関税がなかったらこうなる、ということを見てみましょう。

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関税がない場合は、安い外国産がよく売れるようになる

関税がない場合、本来の外国産牛肉の値段は次のような感じになります。

  • 美味しくて高い和牛(1食分2,000円)
  • 関税ありの外国産牛肉(1食分1,385円
  • 関税なしの外国産牛肉(1食分1,000円

外国産牛肉には、関税分が385円上乗せされていたので、関税なしだと1,000円になります。

これで、和牛との差額は1,000円です。2倍ですね。
おお、けっこうな差額ですね。

そのため買う側としては、次のような人が増えます。

むむ~

和牛2,000円に対して、外国産牛肉は半額の1,000円か~

ヨシ、今日は外国産にしとこう♪

つまり、安い外国産が良く売れ、高い和牛は売れにくくなります。

これが、買う方からすると、外国産が安く買えてラッキー♪ですむのですが、国内の和牛生産農家さんは大打撃です。

「もう、やっていけないよ(≧_≦)」
といって、廃業する農家さんも出てくるでしょう。

そうすると農家さんは失業しますし、廃業まではいかなくても儲けが減って生活が苦しくなります。また、日本の和牛という素晴らしい商品の担い手も減ってしまいます。

関税の意味は?国内産業を守るため!

そのため、和牛農家さん(=国内産業)を守るため、国は輸入品に関税をかけます

そして、実際に輸入品がスーパーに並ぶ時には関税分が上乗せして値上げされて、国内産との価格差を小さくしています。

図解ですと、こうなります。

関税とは?

安い外国産牛肉ばかりが売れないように、しているわけですね^^

ちなみに、なぜ国内産業を守るのかというと・・・

例えば、牛肉の関税が撤廃されると・・・

  1. 外国産牛肉が売れ、和牛が売れなくなる
  2. 和牛農家の経営が苦しくなり廃業するところが出てくる
  3. 廃業すれば失業者が増える
    (失業保険の支払増=国家の支出増
  4. 廃業までいかなくても儲けが少なくなる
    (所得税や法人税などの税収は減る=国家の収入減

関税は、国内産業を守る=国の経済を守る仕組みでもあるんですね。

ただ、先日ご紹介した、グローバル化の自由貿易とは逆の考え方になります。

グローバル化とは?簡単に言うとこうなる!

関税は、グローバル化という流れからすると、やや時代に逆行している制度とも言えますね。最近ではアメリカのトランプ大統領がいくつかの商品の関税をアップする!という発表を行い、成り行きを世界中が注目しています。

さいごに

関税についてのご紹介でした!

消費者としては、関税がなくなると輸入品は安くなって良いのですが、国内産業が衰退してしまうと全然良くないことがわかりました。

そして、安い外国産の商品をもっと販売したい外国は「関税を下げようよ!もしくは無くそうよ!」と要求しています。

でも、和牛農家さんや、国内産業を守りたい政府は、この要求をすぐに受け入れることはできません。

読んでいただき、ありがとうございました。

12 Comments

takeya

皆さん関税について関心を持っていると思うのですが、私が疑問なのはその税率ではなく関税額が気になるところです。上記例によると元々¥1000の外国牛肉に関税額¥385を上乗せして価格調整をして和牛の市場価格を守っているとありますが、問題なのはその¥385の行方なんですが、一体どこへ行くのでしょう?
外国牛肉の販売元、輸出国?それとも日本の国税収入??
外国牛肉の販売元、輸出国へ行くのでしたら気になりませんが、日本の国税収入となっているのならTPPにより関税撤廃となった時、今まで国の税収となっていたものが¥0になると言う事ではないのでしょうか?
ただでさえ消費税を引上げするとか騒いでいる日本にとって貴重な財源が無くなると言う事にはならないのでしょうか?
是非、教えていただきたい。

返信する
オトメンパパ

takeyaさん、こんにちは。

コメントありがとうございます。

関税は、各国の収入になります。

> 外国牛肉の販売元、輸出国へ行くのでしたら気になりませんが

残念ながら、それはありません。

> 日本の国税収入となっているのならTPPにより関税撤廃となった時、今まで国の税収となっていたものが¥0になると言う事ではないのでしょうか?

ご指摘の通りだと思います。

> ただでさえ消費税を引上げするとか騒いでいる日本にとって貴重な財源が無くなると言う事にはならないのでしょうか?

つまり政府は、「貴重な財源を失うこと&国内産業の保護」よりも、
外国(米国)との関係を重視した、と言えるのではないでしょうか?

ここは、私が個人的に感じている部分ですが(^^;

建前上は、自由貿易による経済的メリットが、
「貴重な財源を失うこと&国内産業の保護よりも大きいから」でしょうね。

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ゆい

関税について理解できました。ありがとうございます。では、日本の関税が下がるとは、つまりどういう意味でしょうか?日本が輸入した外国製品にかかる関税額が安くなるということですか?

返信する
オトメンパパ

ゆい様、こんにちは。

コメントありがとうございます^^

> 日本の関税が下がるとは、つまりどういう意味でしょうか?日本が輸入した外国製品にかかる関税額が安くなるということですか?

そうなります。外国企業は、日本にモノを売りやすくなります。
例えば私達国民からすると、国産牛肉の値段は変わらず、オージービーフは安く買えるようになります。

返信する
オトメンパパ

ゆーさま、こんにちは。

有難いコメントをありがとうございます!
受験頑張ってくださいね^^

返信する
丸心

すごく勉強になりました。
ありがとうございます♪
ブックマークして購読させてもらいます。

返信する
オトメンパパ

丸心さま、こんにちは。

こちらこそお読みいただき、ブックマークまでありがとうございます^^

返信する
パンダ

関税について本当にありがとうございました
ものすごく勉強になりました 法人税について教えてください

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