先日、久しぶりに会った友人と飲みに行きました。
懐かしい思い出話を楽しんだあと、今の生活や仕事のことについても話しました。
その彼は自動車業界で働いているのですが、世界中のあちこちの国で部品の生産が行われているそうです。
その数、なんと4、50か国も。
自動車は日本の代表的な産業のため、部品の多くも国内製造だと思っていたので、ビックリしました。
そして、グローバル化が進んでるね~
なんて話して帰ってきたのですが・・・
ん?
グローバル化って、何だ?
と、思いました。
グローバル化ってなんとなくはわかるんですが、子どもや人に聞かれた時に、わかりやすく説明できるかな?って思いました。
なので、気になり色々と調べまとめてみました。
すると、なんとなくだった部分が、クッキリハッキリしたので、グローバル化とは?簡単にわかりやすく、ご紹介したいと思います。
グローバル化の意味を簡単に言うと
グローバル化を簡単に言うと、国と国を分けている隔たり・障壁が小さくなることです。
その目的は、壁を取っ払ってヒト・モノ・カネの動きを活発化させましょう!と、なります。
フウクマ
国と国を分けるものって、国境とか?
そうだね、国境はわかりやすくイメージできる壁だね。次で、具体的に見ていこう^^
パパクマ
グローバル化すると?例えば、国境は?(ヒト)
通常、入国審査を受けずに国境を越えると、逮捕されてしまいますよね。きちんとパスポートを用意して、入国ビザ※も何日~何週間も前から準備してから外国に行きます。
これがグローバル化が進むと、自由又は容易に国境を越えて他国に入国することが可能になります。
現在、EUがそうですね。
ヨーロッパでは、シェンゲン協定という決まりを締結している国同士※では、パスポートやビザなしで、出入国できます。
日本人などの第三国の人の場合も、シェンゲン協定域内に入国したあとは、域内での国境を越える際にパスポートを毎度提示、ということはなくなります。
ただ、犯罪防止や移民・テロ対策でパスポートの提示を求められることもありますので、パスポートの所持は必須です。
こういった理由から、人の移動という視点で見てみると、
となりますね。
次に、モノの動きを見てみましょう。
グローバル化すると?例えば、貿易は?(モノ)
輸入品には、自国の製品や農作物を守るため、関税がかけられています。
例で見てみましょう。
国産の牛肉が100グラム500円で販売されていたとします。
ここに、米国産の安くて同じような質・美味しさの牛肉が、100グラム100円で輸入されるとします。
安全性などに問題がなければ、普通は米国産を買ってしまいますよね。
しかしこれでは、国内の食肉生産農家はやっていけませんので、米国産牛肉に関税を300円分プラスして、100グラム400円にするわけです。
この場合、国産牛肉500円で、米国産牛肉は400円ですね。
国産を買うか、少し安い外国産か?
どっちを買おうかな?となります。
これが国産品を守る関税の仕組みです。
※わかりやすい金額を例にしています。実際の金額ではありません。
関税についてさらに詳しくまとめました!
関税とは?簡単に言うと?図解でわかりやすく!こういった関税は、国内の産業を守るためには良いことではありますが、日本製品を外国に売る時に報復で同じように関税がかけられてしまいます。
関税を高くすることは、グローバル化とは逆行していることにもなるから、国際社会の場で圧力がかかることもあるよ。
パパクマ
こういった理由から、貿易という視点で見てみると、
となりますね。
次は、ヒト・モノ、と続いて、カネです。
グローバル化すると?例えば、資金(カネ)
グローバル化とは、何だったでしょうか?
「国と国を分けている隔たり・障壁が小さくなること」でしたよね。その結果、人が移動しやすくなったり、輸入品などの物も国産外国産問わず買いやすくなっています。これは、お金に関しても同じです。
例えば、企業は商品やサービスを売って儲けを出します。
できるだけ商品を作る元値(=生産コスト)は下げて、売る時は高く売りたいです。
そうすれば、たくさん儲かりますよね。
そのため、生産コストの大きな部分を占める人件費を安くするため、企業は外国の賃金の安い新興国で、商品を作り始めます。
そして、ここが重要なのですが、
工場や事務所などの土地や建物、現地で働く人々が必要です。電気やガスなどのエネルギーもたくさん使います。
この点を次で例え話で具体的に見てみましょう。
グローバル化の例:1億円はどこにいく?
工場や事務所を作るため、また人を雇うために、例えば建設費と人件費合わせて1億円かかるとしましょう。
グローバル化が進む前は、当然、日本国内に工場が建てられました。
そのため日本の土地が売れ、日本の建設業者さんが受注し、日本人が雇われました。工場が稼働すると毎日電気もバンバン使います。
しかし、グローバル化が進んだ結果、海外に工場が建てられるので、まず海外の土地が売れ、海外の建設業者が受注し、現地の人々が雇われます。日々工場が利用する電気やガスも、現地にお金を払って利用します。
つまり、
グローバル化が進む前は、1億円は、日本の企業や人の手に渡りました。
(そして日本国の税収もアップ)
グローバル化が進んだ後は、1億円は、海外の企業や人の手に渡りました。
(そして日本国の税収はダウン)
つまり、お金も国境を越えて、移動します。
基本的に、豊かな国⇒貧しい国に資金は移動していきます。
フウクマ
ええ!そんなの日本にとって大損じゃない!
海外に生産拠点を移した企業は儲かるんだけど、日本の国としては残念だよね。
パパクマ
こういった理由から、資金という視点で見てみると、
となります。
日本も戦後、世界の工場と呼ばれる時期を通して経済発展しました。今は中国や東南アジアに工場などの生産拠点は移っています。
さいごに
「グローバル化とは?」いかがでしたでしょうか。
グローバル化が進むと、人・物・金と同時にその国の文化や、様々な情報も行き来するようになります。
こういった点は、なんだか未来って感じがしてワクワクしますよね^^
でも、良いことがある反面、上記でふれたように良くないこともあります。
続編としてグローバル化のメリットやデメリット(問題点)についても、まとめました。
また、グローバル化・自由貿易の反対の保護貿易主義について、こちらにまとめました。米国のトランプ大統領がとっている政策です。
保護貿易とは?簡単にわかりやすく!メリットとデメリットもご紹介♪
わかりやすい
さとつさん、ありがとうございます^^
グローバル化のメリットやデメリットが気になります!
続きが待ち遠しいです。
ありがとうございます。
近々まとめたいと思います^^
めっちゃ分かり易かったです!
B・K様
ありがとうございます^^
(お名前は、本名かも、と思いましたので、イニシャルに変えさせていただきました)
非常にわかりやすかったです。ありがとうございました。
O.Yさま、こんにちは。
コメントありがとうございます~^^
学校でわからなかった事が分かりました!
ありがとうございます。
うぇい様、こんにちは!
良かったです^^
関税やグローバル化についての分かりやすい説明ありがとうございます!とても勉強になりました。
sabomaru様、こんにちは。
コメントありがとうございます^^
またわかりやすく説明できそうなテーマを思いついたら、アップしていきますね~
わかりやすいです!
ありがとうございました。勉強になりました!
N・Tさま、コメントありがとうございます^^
ちょうど学校で「グローバル化について」の議論みたいのをさせられるところだったんですよ。
こういうの助かります。
あやさま、こんにちは。
それは良かったです^^
今も日本はグローバル化まっしぐらです。
安倍自民が進めている中国労働移民の大量受け入れ
これは、本来、中国共産党からの圧力で日本政府は受け入れました。
2030年までに老人が死んだ穴を埋める形で、日本人口の15%を中国移民に入れ替えていく政策を進めている。
やがて選挙権を持ち、中国や共産主義に近い政党が第一党になる事を目指して中国は日本占領計画を進めている。
2050年までには、日本を中国圏に取り入れ何れは自治区化することを本気で進めている。
これがグローバリズムと言う名の、穏やかな占領計画
それが本当だとしたら、大変怖いことです。
証拠ってありますか?有名な人の発言などでも。あれば記事にしても良いかな、と思える内容です。
中国なら長期的な視点でやりかねない、と思えますが、証拠を提示しないとトンデモ論と言われてしまう可能性がありますよね。