確定拠出年金!年金との違いをわかりやすく!

先日、老後について以下の記事を書きました。

散歩する老夫婦老後の生活費をシミュレーション!いくら必要なの?

その中で、管理人が老後の生活費について、
シミュレーションをしているのですが、

やはり老後にはお金がかかる!!

ということが漠然としてではなく、

具体的な数字として、身にしみてよくわかった(*´Д`)

という内容でした。

前回は「老後の支出」についてでしたので、
今回は「老後の収入」について書きたいと思います。

老後の収入源って何がある?

老夫婦2

老後の収入源ってどんなものがあるのでしょうか?

若い内に準備しておいた預貯金なども含めるとします。
パッと思いつくところで・・・

老後の収入源
  • 公的年金(国民・厚生年金)
  • 企業年金
  • 個人年金(生命保険など)
  • 確定拠出年金
  • 退職金
  • 預貯金をとりくずす
  • 株などの金融資産(売却や配当)
  • 不動産収入(売却や家賃収入)
  • 嘱託やパートなどで働き賃金をもらう
  • ビジネスを起業する

だいたい上記のような収入源があるかと思いますが、
今回は、

年金(公的年金・個人年金)と確定拠出年金との違い」についてご紹介します^^

年金と確定拠出年金との違いとは?

年金と確定拠出年金との違いは、
わかりやすくいうと、大きく2つあります。

1つめは、

確定拠出年金は、公的年金に代わるものではなく、定年退職後(60歳)から
公的年金が受給される(65歳)までの空白期間の、貴重な収入源である

2つめは、

確定拠出年金は、掛金の額(拠出額)があらかじめ決まっていて、
受給する年金額は、運用次第で変動する

という2つが大きな違いです。

その他、年金と確定拠出年金との違いを表にまとめました。

公的年金個人年金(保険)確定拠出年金
概要国の社会保障制度で、強制加入。公的年金での支給額の不足分を補う金融商品。退職金としての意味合いが強く、企業型と個人型がある。
運営日本年金機構生命保険会社などの民間の企業加入者が指図した運営管理機関(民間企業)
支払額掛金(保険料)は変わる掛金(保険料)はあらかじめ決定掛金(保険料)はあらかじめ決定
受給額あらかじめ決まっている(物価水準が変わった場合、変更はあるが計算方法は一定)運用実績により変わる運用実績により変わる
受給方法2014年現在65歳から受給開始で年金払い受給開始年齢に達してからの一時払い、年金払いで、受給期間なども商品により様々受給開始年齢に達してからの一時払い、年金払いで、原則60歳からだが加入年数により、受給開始年齢が変わる
・8年以上→61歳から
・6年以上→62歳から
・4年以上→63歳から
・2年以上→64歳から
・1月以上→65歳から
リスク・デメリット受給開始年齢の引上げ、
長生きできない場合は、支払った分以上に受給できない
元本割れリスク、運営企業の倒産元本割れリスク
メリット国が運営しているため、倒産などがない。公的年金や確定拠出年金のプラスアルファとして選択することで、老後のゆとりの手助けに。銀行に預けるより、利率が良い。様々な商品があり、掛金の支払い時や受給時の税金が優遇されている。企業が倒産しても掛金は別口座で保護される。
確定拠出年金には公務員や専業主婦は加入できませんが、公務員については、加入の是非が検討されています。

確定拠出年金の特徴

おじいさん

確定拠出年金には、企業型と個人型があります。

サラリーマンであれば、勤める会社によって、
企業型の確定拠出年金制度のある企業と、ない企業があります。

企業型の確定拠出年金

制度があれば企業型の確定拠出年金として、
お勤め先の会社が掛け金を負担します。

企業型の場合の掛金
  • 他に企業年金がない場合:最大5万1,000円
  • 他に企業年金がある場合:最大2万5,500円

毎月決まった金額を、勤め先の会社が、
あなたの確定拠出年金口座に入金してくれます。

また、前払い制度を選択すると、確定拠出年金口座ではなく、
給与と一緒に振り込んでくれますが、
税制上損をしますし、何より貴重な老後の資産として貯まりにくくなります。

MEMO
2012年からは、労使合意の上で従業員も追加で拠出可能になる、マッチング拠出が選択できます(最大拠出額の範囲で会社の拠出分以下)。

個人型の確定拠出年金

企業型がない会社に勤めている場合や自営業者は、
個人型の確定拠出年金に加入することができます。

個人型の場合の掛金
  • サラリーマン:最大2万3,000円
  • 自営業者:最大6万8,000円
    (国民年金基金と合わせて)

確定拠出年金って、いくらもらえるの??

気になる受給額ですが、加入者が選んだ、
運用する金融商品の運用実績により、変動します。

そのため、

運用益が出たら年金は増え、
損失が出たら年金は減ります。

まさに自己責任(^_^;)

証券グラフ

とはいえ、そうしょっちゅう運用を見直すこともできませんし、
リスクが大きいのも不安ですよね。

そのため、リスクをあまりとりたくない場合は、

元本が保証される安全性重視なタイプの商品を7割、
投資信託などのリスクをとって増やそうとするタイプの商品を3割、

などと、組み合わせることも可能です。

私のおすすめは、日本国債関連の商品です。
リスクが少なく、ある程度のリターンが見込めるのでおすすめです。

今の時代、テーマは自己責任ですね(^_^;

<追記 記事にしました>

投資!安全性の高い商品を選ぶなら?おすすめはコレ!

次回は、確定拠出年金と退職金の違いをテーマに書く予定です。

<追記 記事にしました>

確定拠出年金と退職金の違いは?複利の凄さとは!!

読んでいただき、ありがとうございました。

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