塾講師の年収は?正社員て実際どうなの?残業代は出るの?

塾講師の仕事って、どうなんだろう?

教え方次第で、子どもたちの成績が上がるでしょうから、
やりがいはありそうです。

でも、塾講師の正社員として人生をかけるとなると、
給与や待遇、勤務環境がちょっと不安・・・

  • 年収ってどれくらいあるんだろう?
  • ブラックって本当かなぁ?
  • まともに生活できるんだろうか?

真剣に考えると、様々な疑問が出てきますよね。

そこで管理人は、何十年も塾講師として、
たくさんの子ども達を教えている、知人のPさんに、
これらの疑問をぶつけてきました!

それでは、塾講師の正社員の年収や年収アップの方法など、
詳しく、いってみましょう(# ̄v ̄#)

塾講師(正社員)の年収は?

講師(女性)

それでは、まずは塾講師の年収を見てみましょう。

  • 34歳(男性)年収約430万円
  • 37歳(男性) 年収約480万円
  • 39歳(男性) 年収約460万円

大手の塾で、正社員として勤務している人のものですが、
他の業界に比べると、やや低めの傾向があるでしょうか。

また、大手と中小で年収に大きな違いがあるのは、
他の業界のサラリーマンと同じです(^^;

初任給(月給)は、だいたい20~25万円(税込)くらいが相場で、
これは大手と中小の差はあまりありません。

しかし、大手ですとボーナスがそれなりにあるので、
初年度で年収350万円くらい。

中小は、ボーナスがほとんどないのが普通なので、
年収250~300万円となります。

また、中小は昇給ペースが遅いそうです。

去年と比べると、月給が1,000円増えたとか、そういうレベルのようですね。

大手と中小の塾の年収の違い

それでは、大手の塾と、中小の塾の違いや、
年収アップの違いなども見てみましょう。

大手の塾の場合

大手の塾では、安定的に年収は上がっていく傾向があります。

また、事務仕事や教材の準備、カリキュラム作成などは、
本部が全部やってくれますし、授業の仕方の指導もしてもらえます。

ただし、生徒数の増加は、塾全体の大きなチームとしての成果となり、
その場合の売上は、簡単には給料に反映しにくいようです。

講師として活躍しているのは、30代までが多く、
その後は教室長として教室管理が中心になったり、
本部で教材作成や広報に携わったり、講師を指導したりと
仕事の内容が少し変わってきます。

その結果、役職手当が加わって年収が上がっていきます。

部長とか本部長になると、1,000万円を超えることも珍しくありません。

良くも悪くも安定しているから、就職なら大手から狙った方が良いでしょう。

中小の塾の場合

先生

それに対して中小の塾は、現場で教えない人間の人件費まで出せるほど、
全体のパイは大きくありませんから、何でもしなければならないし、
昇給に充てる余裕も少ないようです。

しかし、中には生徒からの信頼が厚くて生徒数が増え、
教室を増やしたり、大きくしたりと目に見える功績があると、
一気に教室長になったりして、年収が2倍くらいになることも珍しくありません。

例えば中小の塾で、32歳(男性) で年収670万円
37歳(女性)で年収800万円という例があるそうです。

特に、中学生は学校での成績が数字で出ますから、
目立って成績が良くなっている友達がいると、引っ張られる傾向があります。

その結果、生徒数が増えれば、中小の塾の場合はすぐに教室拡大や、
教室数を増やすことになるので、給料に反映しやすいようですね。

また、新設教室の立地調査から立ち上げまで、責任者として携わり、
そのまま教室長として担当し、生徒数が増えていって年収が
1,000万円を超えた例も実際にあります。

その他の年収アップは?

また、年収アップには別の塾へ転職という手もあります。

塾講師という仕事は、ある意味技術職、職人ですから、
キャリアを持って他に移ることが可能です♪

地域でそれなりの結果を出している講師には、
年収100万円アップでの転職もあり得ます。

もちろん、大学受験や中学受験の指導スペシャリストは、
もっと高い報酬での転職もあり、1,000万円超えは普通です。

もっと言えば、衛星放送で授業をしている大手予備校では、
人気講師はたくさんの生徒に授業をすることができ、
カリスマとして生徒集めができます。

そのため待遇はよくなるし、授業の本を出したり、
講演会に呼ばれたりとかになると、どんどん収入は増えます( ´∀`)

ただ、そういった方は、やはりごく一握りのようです。

続いては、ブラックじゃないの?という気になる部分についてです。

残業は?ブラック企業の心配は?

塾講師という仕事での問題点は、勤務時間でしょう。

飲食業界もそうですが、朝9時から夕方の5時や6時、
というわけにはいきません。

授業は、予備校の浪人生対象でもない限り、
午後3時くらいから午後10時くらいの間に行われます。

子どもたちが学校から帰って来てから、ですもんね(^^;

そのため、事務部門は午前9時から夕方までの勤務でも、
講師は午後1時から10時までか、2時から11時まで、
という勤務時間になっています。

実際の終了時間(塾によって違いますが)は、中学生の授業が
9時半か10時くらいに終わり、それから教室の片づけ、
欠席生徒への連絡、日誌の書き込みを済ませると、
授業終了後、30分ほど経過してから帰宅するそうですね。

その後教室を閉めますから、基本的に夜の残業はありません

夜は遅くなりがちですが、お昼からの出社が多いので、
それほど勤務時間が長くなるわけではありませんね。

以前は、回収した宿題の添削や答案の採点を、
自宅に持ち帰って行う場合も多かったのですが、
個人情報管理が厳しくなってからは、持ち帰り仕事はなくなりました。

では、残業代(時間外手当)は出るのでしょうか?

時間外手当は基本ナシ!

塾の教室

特別な行事で、午前中からの出勤を要請された場合は、
手当てが出たりしますが、通常の片付けたい仕事のために、
早く出勤することになっても、残業代は出ないのが普通です。

授業の予習や、付随する勉強は勤務時間中にやってもいいし、
家でやっても良いそうですが、時間外手当が付くことはありません。

また、春休みや夏休み、冬休み期間には特別講習があります。

その間は、教室は朝9時から夜10時までのフル稼働になります。

当然講師も忙しい・・・

普段なら勤務時間のうち、授業は3~4時間ですが、
講習の間は6~7時間くらいになります。

この特別講習の期間は、ほとんど授業している状態だそうで、
かなりハードなようです(^_^;

ただ、勤務時間の終わりがはっきりしているため、
普通の企業でダラダラ残業して遅くなったり、
断れない飲み会で遅くなったり、ということはないそうです。

午前中に自由な時間がある分、考えようによっては
働きやすいとも言える業界ですね。

さいごに

塾講師の正社員の年収や勤務時間でした!

主に午後から働くことの多い環境なのですね。

確かに大昔(笑)、管理人が通っていた塾も、
夜からの授業でした。

先生は、それなりに疲れているように見えましたが、
子ども達と、いつも和気あいあいとしていて、
けっこう楽しそうでした(#^.^#)

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