営業!辞めたい理由はこの6つ!

前回、前々回と続いている、営業職シリーズです。

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皆さんは、営業という仕事に、どんなイメージがありますか。

キビキビとお客様のご要望にお応えして、頼りにされる営業マンもいれば、
飛び込みで新規開拓をさせられ、けんもほろろに(涙)、
追い返される営業マンだっています。

勤務中は、時間を自由に使える一方で、拘束時間が長かったり、
お客様に振り回されたりと、大変な側面も大きい営業職。

現在、営業職として活躍されている方の中には、
もう営業なんて辞めてやる!」と思っている方も、
少なくないかもしれません。

そこで今回は、前々回と同じように、ベテラン営業マンのSさんに、
営業の辞めたい理由について、詳しく聞いてきました!

営業職の辞めたい理由は何?

我慢するサラリーマン

それでは、「もう辞めたい!」と思っている人達は、
営業の仕事の、どこが辛くて辞めたいと思っているのでしょう?

その理由は、次の6つに大別されます。

営業の辞めたい理由6つ!

  1. ノルマ達成が難しく、数字を上げないと叱責される
  2. 人付き合いや社内営業が苦手
  3. 拘束時間が長く、お客様に振り回される
  4. 飛び込みや電話営業で、拒否されるのが辛い
  5. キャリアにならない
  6. 人から低く見られる

上記の6つについて、それぞれ個別に見ていきましょう。

1.ノルマ達成が難しく、数字を上げないと叱責される

ノルマ達成が難しくて、辞めていく営業マンは少なくありません。

本人がどれだけ一生懸命頑張っても、
やはり成績は、好不調の波があるものです。

何ヶ月かに一度は、達成できない月だってありますし、
そもそも、取り扱う商品によっては、毎月達成できないこともあります。

しかし、ノルマが未達だと、社内での肩身は狭くなってしまいます。

そこに上司の叱責が加わるともう最悪です(涙)

現在はパワハラと呼ばれていますが、それでも未だに、
大勢の前で部下を怒鳴る上司もいます。

怒鳴らなくても、真顔で「今後どうすんの?なあ、どうすんの?」
と、詰め寄られたり、「君の給料は、他の同僚達が稼いでいるんだよ?」
なんて、胃が痛くなるようなことを、平気で言う上司もいます。

彼らも、さらにその上から、言われているのでしょうが・・・

こうしたノルマ未達から来るパワハラに耐えられなくて、
営業を辞めたいという方が多いようですね。

2.人付き合いや社内営業が苦手

会社から逃げる

こちらは、新卒社会人や比較的若い営業マンに、
多い悩みのようです。

営業とは、商品の「価格」や「性能」ではなく、
「人間関係」で売り込みをする職業です。

そのためには、お客様と仲良くなることが必須ですが、
セールストーク以外の雑談や、勤務時間外での接待を、
苦にして辞めていく、という方も少なくありません。

また、社内で上司のご機嫌を伺ったり、週末の飲み会への参加などの、
いわゆる「社内営業」が嫌!というのが、若い方には多いですね。

アルコールの強制や、二次会のカラオケなど、
仕事よりも、週末の飲み会が憂鬱という人もいるほどです。

3. 拘束時間が長く、お客様に振り回される

営業は、お客様あっての仕事ですから、
当然お客様の都合が優先されます。

すると、勤務時間外で呼び出されることや、
休日に電話がかかってくることも、しばしばあります。

また、仕事とは関係のない部分で、ゴルフなどに誘われたり、
お客様の自宅のパソコンを設定させられたり(笑)と、
公私混同されて、振り回されることもあるようです。

当然、その分の拘束時間も長くなり、残業や早出出勤も多くなるため、
営業職から離れたいという考えにつながります。

4.飛び込みや電話営業で、拒否されるのが辛い

飛び込み営業は、新人営業マンの登竜門などと
言われたりもしますが、これはなかなか大変な仕事です。

すでに取引のあるお客様をまわるのと違い、
個人・法人を問わず、新規開拓を行う場合は、
冷たく断られることがほとんどです。

飛び込みの場合、名刺交換どころか、
名刺を受け取ってもらえないことも少なくありませんし、
いきなり怒鳴られることもあります(ノД`)・゜・。

「怒鳴るようなこと、俺はしたか?」とマジで凹みます・・・

電話営業はさらに厳しく、ガチャ切りは当たり前で、
怒鳴って切られるということも、普通にあります。

こうして、毎日何十件と断られていると、拒否される度に
自分を否定されているような気持ちになり、
仕事に自信が持てなくなるようです。

それが原因で、辞めたい!と思う若手社員は少なくないでしょう。

5.キャリアにならない

これは営業によって、差が出るかもしれませんが、
基本的に営業は広く浅くが原則です。

例えば、車の営業の場合、商品に関するおおよその
知識は持っていても、カーマニアからのかなり深い質問を
受ければ答えられません。

専門的な質問には、専門家を呼んで答えさせる、
そのお客様と専門家の橋渡しを企画して、
商談を進めるのが、営業の役割です。

言い換えれば、専門家のような技能が身につく仕事ではないため、
キャリアとして積み重なっていくものが、少ないとも言えます。

本当に優秀な営業マンは、多くの業界で引く手あまたではありますが。

実際、営業をしていたサラリーマンが転職をしようとしても、
技術職等に比べて、次の仕事の選択肢は少ないです。

ある程度の年齢になって選択肢を失う前に、
早目の転職を検討している人もいるみたいですね。

6.人から低く見られる

空を見上げる

これは営業に限った話ではありませんが、
日本では、お客様にへりくだって腰を低くするのも
大事な仕事となります。

しかし、あきらかに自分より年下の相手から命令されたり、
罵声を浴びせられたりすれば、誰だって嫌になりますよね。

また、一部の人ではありますが、そもそも営業という仕事を
下に見ている人もいて、まったく客でもなんでもないのに、
上から目線でものを言われたりすることもあります。

営業マンも人間ですから、そんな態度を取られたら、
自尊心が傷つきますし、辛いと思います。

特に、まだ経験の浅い20代の若手社員なら、
なおさら自信をなくしてしまうようです。

さいごに

以上6つが、多くの営業さんの抱えている、
営業を辞めたい!という考えにつながる悩みでした。

一言で営業といっても、扱う商品や顧客層など様々ですが、
抱える悩みはよく似ていることがわかりますよね。

辛くて辞めたいと思いながら、それでも
毎日がんばるというのは大変かと思います。

どうしても辛い!限界だ!という場合は、
次を見据えて、辞めてしまうのもアリです。

先日、こんな本を読みましたが、いっぱいいっぱいの時は、
こんなふうに力を抜いてみるのも良いでしょうね。

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