就職活動が始まり、様々な職を調べてエントリーシートなどを記入するとき、一番困るのが志望動機ではないでしょうか。
本音を言ってしまえば、給料が高いとか、休みが多いとか、なんとなくラクそうだったからとか、色々あると思います。
が、それを言ってしまえば元も子もありません(^v^;
採用担当者に読まれる時、いかに相手を納得させられるか?
それが志望動機の重要な部分です。
つまり、あなたがその企業に入社する必然性、その会社でなければならない理由が求められるわけです。
ちょっと難しいことのようですが、下のポイントを押さえれば簡単です^^
ここでは、営業職の志望動機の書き方(新卒の場合)を、
5つのポイントにまとめて、ご紹介しますね。
- こじつけ的な志望動機は書かない
- 他の学生と差別化をはかろうとして、妙な主張をしない
- なぜその業界を志望したか説明する
- 同業他社と比べて、なぜその企業を選んだか説明する
- 自分の長所を紹介し、それが活かせることをPRする
それでは、各項目について、一緒に見ていきましょう!
1.こじつけ的な志望動機は書かない
まず最初に、よくある志望動機の例文を見てみましょう。
「私は中学生の頃からサッカーをしていて、体力や精神力にはとても自信があります。また、試合や練習では率先して声を出し、チームワークの大切さを学びながら、コミュニケーション能力を身につけました。この経験が、貴社の業務でもお役に立てるのではないかと考えたため、貴社を志望しました。」
けっこうありがちな志望動機ですが、雇う側の人の気持ちになって読むと、少し疑問が出てきます。
スポーツで鍛えた体力や精神力は、もちろんあるに超したことはありません。
しかし、営業というお仕事は、普通の体力があれば十分勤まるものです。
体力の自信をアピールするのなら、「建設業や運送業のが向いてるんじゃない?」と思われる可能性があります。
また、自己PRや志望動機でもっとも目にする、
「コミュニケーション能力」ですが、同年代の学生と
仲良くできるということは、やや厳しい言い方ですが、当たり前のこととも言えます。
それを長所のようにアピールして、志望動機に結びつけるのは苦しいでしょう。
「コミュニケーション能力」と必ずセットで登場する、「チームワーク」や「協調性」という言葉も注意が必要です。
これらは本来、社会に出て仕事をする上で、持っていなければならない最低限の能力です。
ふわっとしている表現のため、仕事に役立つというのであれば、なぜ役立つのか?どう役立つのか?という根拠も必要となります。
また、営業という仕事は、一人で動く時間が大半で、どちらかというと、あまりチームワークが必要ありません。
(全てではないですよ)
そのため、志望動機に絡めていくのは避けた方が、無難です。
2.他の学生と差別化をはかろうとして、妙な主張をしない
ここでは、私が実際に見たことのある、エントリーシートの志望動機欄を紹介してみます。
「私は雁のような人間です。集団で行動する時は率先して動き、仲間を導いてリーダーシップを発揮します。」
”私は○○○です”シリーズは、けっこう多いです(笑)
採用担当者に、個性的な印象を与えられるフレーズとして選んでいるつもりでも、数が多いと「またか」という気になってしまい、続きを読む気が損なわれてしまいます。
以前、「私はメロンです」という、斬新な書き出しの学生がいましたが、そのアピールが志望動機には結びついていませんでした(笑)
さらに、妙なインパクトだけが頭に残ってしまい、肝心の中身が忘れられてしまう可能性もあります。
こうなっては本末転倒ですよね(^^;
「採用担当者の記憶に残りやすい工夫」をすることは大切ですが、やり過ぎは逆効果となるため、注意しましょう。
3.なぜその業界を志望したか説明する
最初に、志望動機には必然性が必要と書きました。
面接では必ず、なぜその業界を選んだか?
なぜ自社を選んだか?という質問が飛んできます。
そのため、志望動機の欄であらかじめ、その点について触れておくとよいでしょう。
例えば食品業界の場合です。
続いて、自動車業界の場合です。
上記は、ほんの一例ですが、自分の興味が志望動機につながっていて、さらに仕事を通じて社会に貢献していきたい、という想いも書かれています。
なぜその業界を志望したかが、読んで納得できる理由が書かれていますね。
もちろん、「好きだから」というストレートなものでも構いません。
しかし、それならば、その熱い思いが担当者に伝わるようなエピソードも書き、面接でそこを強くアピールする必要があります。
4.同業他社と比べて、なぜその企業を選んだか説明する
こちらも業界と同じく、なぜその企業を選んだのか、という理由づけが必要です。
その業界で最王手だから、最先端の情報が集まっていると思った、という理由でもいいですし、逆に中小企業で、自分の実力を発揮しやすいと思った、でもいいです。
おすすめとしては、同業他社の採用説明会にもいくつか出席し、企業の強みや取り組みの差異、経営がうまく行かなかった時期の対応策などを細かく調べ、比較検討するようにしましょう。
そういった引き出しを増やしていくと、志望動機も必ず良いものになりますよ(#^.^#)
例えば、保険業界の場合です。
続いて、OA業界の場合です。
多くの採用説明会に参加していれば、おのずと違いは見えてくるでしょう。
そこで感じた違いを、率直に書いてみるのもいいと思いますよ。
5.自分の長所を紹介し、それが活かせることをPRする
志望動機の鉄板ネタとして使われる「長所PR型」は、自己PRを絡めて志望動機が述べられるため、非常に有効な手段です。
しかし最初に指摘したとおり、こじつけ的な理由になっていないかだけ注意しましょう。
それでは、長所をPRしつつ書く、志望動機を見てみましょう。
ありふれた「コミュニケーション」という単語も、あえて「口ベタ」などという風に、マイナスキャンペーンを打ってから理由づけすると、担当者の気を引きやすくなります。
さらに、「自分の強み」と「会社の強み」が共通している点を、強調すると良いですね。
さいごに
新卒用の営業向けの志望動機でした!
志望動機はエントリーシートの中でも、一番興味を持って読まれる部分です。ですから、自分の仕事にかける情熱や、その企業を選んだ一番の理由をしっかりと書きましょう。
本当にその会社に入りたい!という思いがあれば、きっと読んでいる担当者にも伝わると思います。自信をもって書いてくださいね!
リクルートでは面接対策や志望動機の書き方など、二人三脚で取り組んでくれますので、就活で迷いそうな部分がある場合はこちらもオススメです。
ちなみに、ヤバイ会社に入社しないように、こちらも良かったらどうぞ。