先日、嫁さんに日経平均株価って何?と聞かれました。
ニュースや新聞で日頃見聞きする日経平均株価。言葉としては知っていて、意味もだいたいわかりますよね。
「日経平均知らないの?株持ってるじゃん(笑)」と言うと、「知ってはいるけど、子供や他のママさん達に聞かれた時にたぶん上手く説明できないと思う。」とのことでした。
なるほど~、そういうものって多いですよね。
そこで今回は、日本株の指標である日経平均株価をわかりやすく説明していきますね^^
日経平均株価とは?
株って、買ったり売ったりという売買ができますよね。
この売買する場所が株式市場で、日本で最も規模が大きいのは東京証券取引所(東証:とうしょう)です。第一部と第二部、マザーズ、JASDAQ(ジャスダック)、TOKYO PRO Marketの5市場があります。
- 第一部:大企業が上場されている
- 第二部:主に中小企が上場されている
- マザーズ:主にベンチャー、成長企業が上場されている
- JASDAQ:様々な業態や成長段階の企業が上場されている
- TOKYO PRO Market:2008年に設立。プロ投資家向けの市場で個人は参加不可
ここの第一部には、2018年3月現在、2,082社上場されています。
そして新聞では、今日の株価がどうだったか?と報道する必要があります。
しかし、高い株や低い株、上げ下げの激しい株がバラバラに混在しているため、約2,000社全ての平均値では都合がよくありません。
そこで日経新聞は業界毎に、その業界を代表するような企業を中心に、独自に225銘柄を選びました。
(トヨタやTOTO、NTTなどの日本を代表するような企業)
この225銘柄の平均株価※が、日経平均株価です。
日経平均株価は業種のバランスや流動性などを考慮しながら、定期的に入れ替えています。
そして、この日経平均株価の上がり下がりによって、今日は株価が上がった下がったなどと、ニュースで聞くわけですね^^
日経平均株価の最高値と最安値は?
それでは、今までで一番高かった株価と、安かった日経平均株価を見てみましょう。
⇒バブル真っ只中で、日本中がノリノリだったんでしょうね。
⇒こちらはリーマンショックの影響です。日本を始め世界中の経済が冷え込みました。
日経平均株価が上がるとどういいの?
株価が上がると、どう良いのでしょうか?
これって、素朴な疑問ですよね~
よく株価の上がり下がりは話題になりますけど、株をやってない人には、関係ないのでは!?って思いませんか??
これは当たらずも遠からず、といったところです。
どういうことかというと、個人としては株価が上がっても株を持っていなければ、特に影響はありません。
でも、企業には影響大です。
なぜなら、株価は企業の価値を判断する材料だからです。
この価値の判断材料である株価が高いと、次のようなメリットがあります。
- 株主から株価を上げろと叩かれないので、自由に経営ができる。
- 銀行からお金を借りやすい。
- 買収されにくくなる。
上記の理由から、経営陣は安定した経営ができます。
上がった株を売却して、資金を調達することもできます。
これが株価が低いと経営者と言えども自分が大株主でない場合、交代させられてしまいます。そうならないよう目先の利益回収にこだわってしまい、将来への投資などはしにくくなります。その結果、将来の利益は拡大しにくくなります。つまり、会社の利益は下がりやすくなります。
そこで個人が関係する理由として、だいたいの方はサラリーマンをされていますので、お勤めの会社の株価が上がると、上記理由から巡り巡って、
従業員にお給料アップ、ボーナスアップ(#^.^#)
で還元されます。
また、「ウチは上場企業じゃないし、株価なんて関係ないでしょ」と思えることがあるかもしれませんが、そうとも限りません。
上場企業のような大きな会社に勤めていないとしても、上場企業からの受注という形で関わることがあります。儲かっている上場企業なら様々なお仕事をたくさん発注してくれるでしょうし、儲かっていない上場企業からは発注が少なくなり、中小企業も売上、利益面でやはり影響を受けます。
そういった意味では、株価が上がると個人にも良い影響があるといえますね。
まとめ
日経平均株価について、いかがでしたでしょうか。
もう一度まとめますと、
「日経新聞が東証第一部に上場されている、その業界を代表する企業から選んだ225社の平均株価」
です。
読んでいただき、ありがとうございました。