GDPとは何か?気になる日本の順位は?

先日、とあるセミナーに参加しました。

このセミナーの最初に、講師の方が、
私に質問しました。

「日本のGDPはいくらですか?」

私「ん~だいたい500兆円です。」

と答えると、講師の方は意外な顔をされて、
実際にこう言いました。

「よくご存知ですね。どうして知っているのですか?」

え・・・いや、好きだから?です。

と答えました。

講師は、他のセミナー受講者にも質問していましたが、
誰も日本のGDPの額は知らないようでした。

あんまり興味がないと、けっこう知らないものなんだな~
と思いました。

でも、GDPは経済の指標で一番大事なものなので、
社会人であれば、知っておいて損はありません。

そこで今回は、そんな経済力の目安として使われる、
GDPとは何か?気になる日本の順位は?

こちらをわかりやすく、ご紹介したいと思います。

では、いってみましょう!

GDPとは何か?

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GDPは、Gross(総計) Domestic(国内の) Product(生産)
頭文字で、国内総生産(こくないそうせいさん)のことを指します。

そして、そのGDP(国内総生産)の意味は、
国内で1年間に、生みだされた商品などの生産物や、
サービスの金額の総合計(総生産額)から、

中間生産物※を差し引いた額を言います。

※中間生産物とは、例えば、家を作る場合の窓ガラスや瓦や柱などの部品にあたります。

家の値段の中には、窓ガラスや瓦や柱などの、
中間生産物の金額も含まれているため、
重複して計上しないようにしているわけですね^^

続いて、名目GDPと実質GDPの違いについても、見てみましょう。

名目GDPと実質GDPの違い

GDPには2種類の、名目GDPと実質GDPがあります。

名目GDPとは、実際に取り引きされている価格
推計されたGDPです。

実質GDPとは、物価の変動分を除外して
計算したGDPです。

実際に取引されている価格が、仮に2倍になった場合、
名目GDPは2倍になり、実質GDPは変化しません

そのため、経済成長率を見るときは、
主に実質GDPを見ることが多くなります。

GDPは経済力の目安

ではGDPは、どういう使われ方をするのでしょうか?

それは、その国の経済力の目安として、使われます。

GDPは、その国の経済力を計る、もっとも重要な数値となっていて、
その伸び率によって、経済成長率が計算されます。

ニュースでよく、GDPが何%減だとか何%プラスだとか、聞きますよね。

では次で、日本のGDPは世界で何位なのかも、見てみましょう。

日本のGDPと、世界での順位

それでは、日本のGDPはいくらで、
世界の中での順位は何位なのでしょうか?

日本の2003年度~2012年度まで10年間の、
実質GDPは次の通りです。

日本の実質GDP
  • 2003年度:490.8兆円
  • 2004年度:497.9兆円
  • 2005年度:507.2兆円
  • 2006年度:516.0兆円
  • 2007年度:525.5兆円
  • 2008年度:505.8兆円
  • 2009年度:495.5兆円
  • 2010年度:512.3兆円
  • 2011年度:513.7兆円
  • 2012年度:519.7兆円

途中、2008年のリーマンショックで、下がったりしていますが、
おおむね横ばい~やや右肩上がりとなっています。

まあ、私達庶民の生活は、

右肩上がりとは程遠いように感じますが(^_^;

次に、世界の中での日本のGDPの順位です。

日本のGDP順位
  • 1位:アメリカ 15.68兆ドル
  • 2位:中国 8.22兆ドル
  • 3位:日本 5.96兆ドル
  • 4位:ドイツ 3.40兆ドル
  • 5位:フランス 2.60兆ドル
  • 6位:イギリス 2.44兆ドル
  • 7位:ブラジル 2.39兆ドル
  • 8位:ロシア 2.02兆ドル
  • 9位:イタリア 2.01兆ドル
  • 10位:インド 1.82兆ドル

日本は長年2位でしたが、高度成長を続ける中国に、
2010年に抜かれました(残念!)

他にはアジアが3つランクインしていますね^^

そして、南アフリカ以外のBRICSも
ランクインしています^^

では、GDPを増やして豊かになるには、どうすると良いのでしょうか?

次で見てみましょう。

さいごに:GDPを増やすためには

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日本がもっと豊かになって、
GDPがガンガンに増えてほしいですよね^^

では、GDPはどうすると増えるのでしょうか?

GDPは、

生みだされた商品などの生産物や、サービスの金額の合計

でした。

なので・・・

政府や企業や個人が、
もっともっとお金を使えば、GDPは増えます( ´∀`)b

冗談みたいですが、本当です。

なので、個人でできることとしては、
しっかりと勉強にお金と時間を使って(投資して)、

たくさん稼ぎ、使う時はしっかり使う

ことかな、と思います。

1人1人が豊かになっていくことが、
国が豊かになることにつながりますね(^▽^)

読んでいただき、ありがとうございました。

2 COMMENTS

B・義広

大変勉強になりました。
私は、今年53歳になりますが、前からお金の仕組みや政治の仕組みに興味がある割には知識が乏しくおまけに自分の時間も作りにくい環境のため勉強も思うように出来ませんでした。今回たまたまGDPについて調べていたらこちらに伺った次第です。
株価よりもGDPの方が大事なのではないかと思うようになりました。国民の稼ぐ能力がその国の貨幣を担保してるのではないかと思う様になりまして実際はどうなのかと思いましたがまだよくわかりません。これからも経済の勉強を中心にこちらに勉強させていただくために、寄らせていただきたいと思います。
ありがとうございます。

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ヤナイ

B・義広さん、こんにちは。

> 株価よりもGDPの方が大事なのではないかと思うようになりました。国民の稼ぐ能力がその国の貨幣を担保してるのではないかと思う様になりまして実際はどうなのかと思いましたがまだよくわかりません。これからも経済の勉強を中心にこちらに勉強させていただくために、寄らせていただきたいと思います。

経済って難しいようなシンプルなような、奥が深いですよね。
私も株価よりもGDPが大切だと思います。

今後とも宜しくお願い致します!

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