私が初めて確定申告をしたのは、20代前半に、
株で利益が出た時でした。
とても小さな利益でしたが、確定申告をすることで、
誇らしげに思えたりもしました( ´∀`)
とはいうものの、非常に難しかったのが、
強く印象に残っていますが・・・
今回は、そんな確定申告の方法や手順を初めての方にも、
FPでもある管理人が、できるだけシンプルにご紹介しようと思います。
ただ、税金に関しては、法改正で詳細な部分が、
毎年ちょこちょこと変わっちゃいます。
そのため当記事では、あまり変わらない普遍的な部分についての、
確定申告の方法や手順について、ご紹介しますね。
では、一緒に見ていきましょう^^
確定申告の方法は?種類は?
まず、確定申告を行う方法です。
- 確定申告用紙に記入
- 確定申告ソフトを利用
- 国税庁HPの確定申告書等作成コーナーを利用
オーソドックスな方法は、確定申告用紙への記入ですが、
これは、オススメできません。
初めての場合は、とても面倒で難しく感じます。
(?_?)になってしまいます(^^;
また、確定申告ソフトの利用は、個人事業主の方が、
青色申告をする場合で、帳簿付けの必要がある場合、最適です。
きちんとデータを入力していけば、確定申告書類を、
自動で作成してくれます。
ただ、初めての方で、帳簿付けまでは必要ない申告の場合、
一番のおすすめはズバリ、国税庁HPの確定申告書等作成コーナーです!(^^)!
確定申告をできるだけ簡単にするなら、こちらが鉄板です(笑)
画面の案内に従って、記入していき、
最後はプリンタで印刷すれば、出来上がりです。
または、作成した確定申告データを、
e-Tax(電子申告・納税システム)へ送信することも可能です。
(事前に準備が必要)
さすが国!と言える、使いやすさですし、
気になるセキュリティも、安心して利用できますね。
私も、何度もお世話になっています^^
確定申告の期間は?いつからいつまで?
確定申告の期間は、1月1日から12月31日までの所得については、
翌年2月16日から3月15日までとなっています。
還付申告の場合は、翌年1月1日から可能です。
続いて、用紙について、見てみましょう。
確定申告用紙の種類
確定申告の用紙は、所得※によって、2種類あります。
※所得は収入から必要経費を差し引いたものです。
- 申告書A様式
給与所得・配当所得・一時所得・雑所得を申告する人用 - 申告書B様式
A様式の所得または、不動産所得や事業所得を申告する人用 - 申告書第三表(分離課税用)
株や土地・建物の譲渡などの、申告分離課税に該当する場合、申告書Bに添付
サラリーマンの方が、副業の収入を申告する場合や、
医療費や住宅ローン控除をする場合は、A様式でOKです。
個人事業主の方や、株の譲渡所得がある場合は、B様式ですね。
でも、ケースバイケースなので、所轄の税務署に
電話して確認するのが、一番手っ取り早く、確実です。
では、確定申告は、どんな手順で進めれば良いのでしょうか?
確定申告の手順は?進め方は?
確定申告の手順は、ざっくりと次のようになります。
- 年間を通して該当する領収書を保存しておく
- 源泉徴収票や住宅ローン残高証明書などの必要書類を用意
- 収入を整理する
- 確定申告書類を作成する
- 税務署に提出する
- 納税する又は還付金を受け取る
それぞれ、見ていきましょう。
年間を通して領収書を保存しておく
※こちらは、個人事業主の方や、副業をされている方を想定しています。
税金は、収入に対して課税されるのですが、
収入の全てに課税されるわけではありません。
収入から、そのお金を稼ぐために必要だった、
経費を引いた額(=所得)に対して、課税されます。
例えば、8万円で仕入れたライカの輸入カメラを、
10万円で売ることができたら、2万円の儲けです。
そしてさらに、その2万円から各種の経費を引きます。
その時の証明書として、領収書が必要です。
ライカのカメラを8万円で買った(仕入れた)事の証明ですね。
他に、ライカについて知識をつけるための書籍代、
ライカのカメラを仕入れるための、お店までの交通費、
などの領収書を保存しておきます。
あ、公共機関の交通費は、領収書は不要ですね(^^;
今回は、その他の経費を2,000円として考えると、
1万8千円が所得となり、その所得が課税対象となるわけですね。
(ただし所得が20万円を超えない場合、確定申告は免除)
なので、経費の証拠となる領収書は、きちんととっておきましょう。
経費になるかどうかの判断基準は、
です。
記事を書くために、必要な書籍や雑誌の出費は、
経費としてイメージしやすいのですが、講師として呼ばれた場合に
スーツを新調した、などの場合は認められにくいようです。
源泉徴収票や住宅ローン残高証明書などの必要書類を用意
年末調整の結果の、所得税や社会保険の金額が、
源泉徴収票に記載されています。
確定申告の用紙に、その金額をそのまま記入しますので、
源泉徴収票を用意しましょう。
住宅ローン控除を利用する場合は、秋頃に金融機関から送られてくる、
住宅ローン残高証明書を用意しましょう。
収入を整理する
収入は、銀行振り込みであれば、通帳を用意します。
講演会などで、手渡しの謝礼であれば、先方の名称や金額を
メモなどに残しておきましょう。
それらを用意して、確定申告用紙の収入欄に記入します。
確定申告書類を作成する
上記でご紹介した、国税庁HPの確定申告書等作成コーナーを利用するか、
気合と根性でボールペンで記入するか、です、
質問に答えていく形式で、申告書類が作成されますので、
確定申告書等作成コーナーを、強くオススメします(笑)
確定申告書が作成できたら、いよいよ提出です。
税務署に提出する
確定申告書の提出には、いくつかの方法があります。
- 税務署へ持参
- 税務署へ郵送
- 利用者の多い駅に設置された出張所など
- 役所などに設置された出張所など
- e-Tax
私はいつも、郵送でした。
ただ、郵送の場合は、提出期限内に届くかどうか、
気を付けましょう(当日消印は有効)。
また、主要な駅や市役所などには、確定申告用紙を
受け付けてくれるコーナーが設置されることがあります。
そういうところが、通勤途中などにあるとラッキーですね^^
e-Taxは、ネットで申請が完結するため、とても便利ですが、
事前にカードリーダーなどの準備が必要です。
思い立ってその場でe-Tax・・・は、ほぼできないので、
前もって準備しておきましょう。
続いて、納税と還付金の受け取りです。
納税する又は還付金を受け取る
納税の期限も、確定申告の提出期限と同じです。
ペナルティを受けないよう、余裕を持って納税しましょう。
- 現金で納付
金融機関又は所轄税務署にて納付します。納付書は税務署にあります。 - 金融機関の口座から振替
あらかじめ口座振替依頼書を提出します。 - ネットバンキングを利用して電子納税
e-Tax(国税電子申告・納税システム)の場合、あらかじめ開始届出書や、ダイレクト納付利用届出書を提出することで、ネットバンキングなどで納税できます。 - コンビニで納付
税務署からコンビニ支払が可能な納付書を交付された場合(督促など)は、コンビニで納付できます。
相続税などは、物納も利用できますが、今回はあまり関係ないでしょうか。
注意点として、税務署から納税の通知書みたいなものは、
基本的にこないので、自分で期限内に納付する必要があります。
還付金は、指定した銀行に振り込まれます。
確定申告書の提出者本人の口座を記入して、
楽しみに待ちましょう(笑)
さいごに
確定申告の方法は、いかがでしたでしょうか?
ややこしいようで、実は本当にややこしい確定申告も(笑)、
国税庁HPの、確定申告書作成コーナーのおかげで、
かなりマシになりました。
次回は、サラリーマンの副業の確定申告について、
ご紹介したいと思います!