プログラマーとシステムエンジニアの年収!低いの?高いの?SEが暴露!

プログラマーとシステムエンジニアの年収!低いの?高いの?SEが暴露

プログラマーやシステムエンジニアは根強い人気があります。

技術職なので「手に職をつけられる」部分や、ITやコンピューターは先端技術が豊富な分野であること、好きな人にとっては趣味のプログラミングの延長で仕事ができる感覚など、魅力的な部分がたくさんあります。

最近では、AIやIoTの分野もビジネスとして注目されていますし、今後もシステム関連の職種は仕事に困りません

システム業界の未来は明るいことがわかると気になってくるのが、年収や過酷というウワサの労働環境ですよね。

一生または長い期間その職業で働くつもりで決めるわけですから、このあたりはとても重要です。

そこで、約20年プログラマーとSE(システムエンジニア)をやっている私が、プログラマーやシステムエンジニアの年収が高いのか?低いのか?疑問にお答えしようと思います。

政府から引っ張ってきたデータも載せていますが、私が実際に見聞きしたシステム業界の実態もご紹介します。平均は参考にはなりますが、最低と最高が含まれることで実態とは違うことが多々あるからです。

それではいってみましょう!

プログラマーとシステムエンジニアの年収は実際どのくらい?

パソコンとメガネと本

システムエンジニアとプログラマーの年収はどのくらいあるのでしょうか?

まずは厚生労働省の賃金構造基本統計調査から、平均賃金を見てみたいと思います。

プログラマー(PG)の平均年収年

プログラマ(PG)の2017年に平均年収を企業の人数別で表にしました。

社員数10~99人100~999人1000人以上
平均年齢33.43133.7
勤続年数6.56.29.3
実労働時間167167163
残業時間111818
月の給与298,200297,600341,200
年間賞与・その他430,800679,0001,004,300
年収4,009,2004,250,2005,098,700

出典:厚生労働省の賃金構造基本統計調査より

社員数(つまり企業の規模)によって、金額に差が出ています。このあたりはやはり大企業ほど有利です。

フウクマ

100万円も差があるのね!

これは大企業に勤めたくなるよね。

パパクマ

続いてシステムエンジニアの年収です。

システムエンジニア(SE)の平均年収

システムエンジニア(SE)の2017年に平均年収を、企業の人数別で表にしました。

社員数10~99人100~999人1000人以上
平均年齢39.937.239
勤続年数10.19.714.4
実労働時間166161156
残業時間111722
月の給与360,700372,000410,100
年間賞与・その他593,400962,3001334,700
年収4,924,8005,426,3006,255,900

出典:厚生労働省の賃金構造基本統計調査より

こちらも社員数=企業規模による差が大きいです。なんとその差は約133万円。1年でこの差は大きいですね!

また、その職務内容との違いから、プログラマーよりも数十万円年収は高くなっています。

日本では一般的にプログラマーからステップアップしてシステムエンジニアになることが多いから、プログラマーの給与よりも上になることが多いんだ。

パパクマ

プログラマーの年収の実際のところはどうなの?

通帳を見てガッツポーズする

プログラマーの年収はシステム業界の人に聞くと、誰に聞いてもこう言うと思います。

ピンキリですね、と。

しかしそれでは面白くないので、上記の平均賃金とは別で、管理人がシステム業界で働いて感じたり聞いたりした年収例をあげます。

例えば30代前半でプログラマーとして職務を行っている場合です。

30代前半プログラマーの残業代込み年収(企業規模別)
  • 大手580万
  • システム大手のグループ企業520万
  • 中規模ソフトハウス420万
  • 小規模ソフトハウス350万
  • 零細企業280万
  • ブラック240万
MEMO
年収が超高いと言われるGoogleなどの外資系企業は除外しています。

実際の感覚では、このような年収になります。

就職や転職する場合の注意
残業代を払わないブラック企業は減ってきていますが、代わりにみなし残業を給与体系に組み込み、残業代逃れをする企業もあります。

みなし残業代が全て悪いわけではありませんが、採用している企業に就職する場合は、みなし残業時間を超過した場合はその分の残業代が支払われるか確認しましょう。

また、平社員に裁量労働制を適用している会社も注意が必要です。就業の実態は勤務時間や休憩時間が決められているのに(つまり裁量労働ではない)、給与だけ裁量労働制を適用する会社があります。こういった企業はいくら残業をしても残業代が支払われません。

裁量労働制は成果をあげていれば勤務時間などに縛られず、出社しなくても良い働き方だよ。

パパクマ

システム技術者の年収に差がつく!企業の業務内容

キーボードを打つ手

プログラマーとシステムエンジニアの年収が決まる要因に、企業規模以外に企業の業務内容があります。当然ですがその企業が営んでいるビジネスが儲かりやすいかによっても年収に差が出てきます。

フウクマ

ソフトウェア開発と言っても、儲かる儲からないがあるのね。

ここでは年収に差が出る業務内容をご紹介します。

高収益企業を見分けるポイント※
※同じ規模とした場合

  1. 表計算ソフトや会計ソフトなどの多くの人が使うソフトを開発していてシェアが高い
  2. データ解析や画像加工、カートシステムなどの特定分野でのシェアが高い
  3. 独自システムが好調で使用料は月額料金で売上をあげている
  4. 大きめの官公庁からシステムを「元請け」として発注されている
  5. 商社などの高収益企業の子会社(グループ企業)でそのシステムを専門に受注している

それでは、それぞれ見てみましょう。

派遣ばかりの企業は要注意!
エンジニアを他企業に派遣してメインの売上をたてている企業は避けた方が良いでしょう。派遣先が優良企業なら良い経験が積めますが、寂れた言語のシステムを担当させられることもあります。それはそれで貴重な経験ではありますが。。。
派遣されることを選択するなら、今はフリーランスの方がはるかに稼げます。

自社開発ソフトが売れている企業

コードレビューをするプログラマー達

上記の業態1~3は、自社で開発したソフトウェアやサービスが好調に売れている場合です。

ソフトウェアは開発費を回収すればあとは丸々儲けとなりますので、ヒット商品を持つ企業は大きな収益をあげています。

そのため給与を高めに設定して優秀な人材を雇おうとするため、年収は高くなる傾向があります。

サブスクリプションは経営も安定しやすい
さらに以前の料金体系は、高額なソフトウェア料金を一括購入がメインでしたが、最近はサブスクリプションの月額料金体系が多くなっています。サブスクリプションは毎月売上がたちますので、経営も安定しやすいメリットがあります。

また、流行りの携帯ゲームやアプリを作っている企業はこちらに分類されますが、栄枯盛衰のサイクルがとても早く感じます。儲かっているようですが、就職すると数十年働くわけですし、せめて10年後どうなっているか?は慎重に検討しましょう。

大規模システムを受注できる企業or上流にいる企業

続いて、上記の儲かりやすい業態4、5に該当する場合です。

官公庁や大企業から安定して50億、100億といった金額のシステム開発を受注しているような企業も年収は高くなります。

ただ、「それって大企業じゃん!簡単に入社できないよっ(≧_≦)」

確かに(^^;

そこで中小企業を狙うことになりますが考え方は同じで、規模が小さくても上流に位置する企業を狙いましょう。

何十億という規模でなくても、数千万~1億といった案件ですと、市のレベルでたくさんあります。社員100名~の中小企業でも信頼を勝ち取って、このくらいの案件を毎年コンスタントに請け負っている企業はあります。

フウクマ

中規模でも元請けの企業を狙うのね。

官公庁では大規模案件は入札のため以前ほどは儲からないようですが、それでも次につながる「オイシイ」案件になります。

システム業界は建築業界に似ているため、元請け⇒下請け⇒孫請け⇒その孫請け、とどんどん委託されていきます。お金の流れもこの通りで、中間マージンや手数料が抜かれていき、この流れの上流がそのまま年収が高く、下流が年収は低くなります。

中小ソフトウェア企業で働くメリットは?

打ち合わせするシステムエンジニア

プログラマーやシステムエンジニアとして就職や転職する際、まずは大企業を目指しますよね。

しかし、そう簡単にはいかないと思いますので、大企業への就職が難しい場合は、できるだけ独自ソフト・システムが好調に売れている企業か、もしくはできるだけ発注の流れの上流に位置している企業を選びましょう、とお伝えしました。

そして仕事を覚える上で中規模や小規模の会社にもメリットがあります。こちらではそういったメリットをご紹介します。

それは、若い内にシステム開発の仕事で上流から下流まで身近に接することができるという部分です。

システム開発には様々な工程(フェーズ)があるのですが、小規模な企業では人手不足でもあり、システムの規模も小さいことが多いため、色々な仕事をさせてもらえます。

フウクマ

様々なことを覚えることができるのね

開発工程については、こちらにまとめました。

システムエンジニアとプログラマーの違いは?仕事内容に相違点はあるの?

大企業ですと1つ1つのフェーズが大きすぎて、他のフェーズに関わることが少なくなりがちです。大規模なソフトウェア企業に勤める友人は、「仕事内容は協力会社のマネージメントばかりだよ」とぼやいていました。大きな仕事に関われるけど、「実際はエンジニアじゃないかも笑」と苦笑していました。

エンジニアと言っても職務内容が大きく違うわけだね。

パパクマ

そういった中小企業で、仕事のできる先輩・上司を見つけ、貪欲に知識・仕事上のスキルを吸収します。

逆に中堅規模のシステム会社の方が、優秀な人は多いように私は感じました。

※大企業ですと一概には言えませんが、中小企業に開発案件を丸投げするので仕事内容がマネジメントに集中する傾向があります。

こういった環境でシステム開発の仕事ができたらラッキーです。

10年も頑張れば、かなり優秀なエンジニアになれていると思います。そうなってから規模の大きな企業にステップアップの転職をするのもアリでしょう。

おわりに

プログラマーとシステムエンジニアの年収についてでした!

システム業界への就職を検討している方の参考になれば幸いです。

ちなみに理系じゃないとシステム業界で働けないでしょ?と聞かれることがありますが、そんなことはありません。もちろん数学を使う分野もありますが、そういった分野でなければ文系でも大丈夫です。

私は理系というより論理的思考が必要だと思っています。論理的思考と言っても難しいことではなく、丁寧に順序立てて物事を組み立てていければ大丈夫です。私はむしろ国語力の方が仕事では大切ではないかな?と思います。

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