デフレスパイラルの意味は?脱却するには?

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デフレスパイラルという言葉があります。

前回お話しした、デフレにスパイラルがついたものです。

前回の記事はこちらです。

インフレとデフレってどういう意味?わかりやすくご紹介

スパイラルは、螺旋と言う意味ですね。

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デフレスパイラルとは、デフレが螺旋階段のように続いていって、経済がどんどん落ち込んでいくという意味です。

簡単に言いましたが、実際にはとても深刻な状況です(;゚Д゚)

日本はもう20年ほどデフレが続いています。

今回は、そんなデフレスパイラルの意味と、その脱却方法についてご紹介します。

デフレスパイラルはどんな状況?

ただの不況とは違う、深刻なデフレスパイラル。
デフレスパイラルの時の経済状況は次のようになり、これが継続してしまいます。

  • モノやサービスが売れない(消費減少
  • 売れないのでモノやサービスの値段が下がる(物価下落
  • モノやサービスが売れた時の儲けが減るので企業の収益が減る(企業収益減少
  • 従業員の給与が減る(所得減少
  • 家計は節約を行い、個人の消費が減る(消費減少
  • 企業の設備投資・新商品の開発などが減る(投資減少
  • ますますモノが売れなくなる(消費さらに減少)
  • さらに企業の収益が減るので従業員を減らす、
    新社員をとらなくなるので失業者が増える(失業率増加
  • 失業者の失業手当や生活保護費が増える(国の支出増加)
  • 国の税収が減る(国の収入減少)

消費も、物価も、企業収益も、個人の所得も、投資も、国の税収も減少してばかり。上がるものと言えば、失業率や国の支出(失業保険や生活保護が増加するため)。

ああ、恐ろしすぎます(;´Д`)

これが、デフレスパイラルです。

デフレスパイラルからの脱却

では、この恐ろしいデフレスパイラルから脱却するにはどうすれば良いのでしょうか?

先程のデフレスパイラルの流れのうち、どこかでスパイラルに歯止めをかけてやれば良いのですが、これには多額の費用と、損得勘定抜きでやる必要があります。

そのため、個人や民間企業ではできません

国の出番です。公共投資ですね。

例えば企業の収益が増大するように、きっかけを与えてあげます。収益が減少した企業は設備投資を行いませんし、人を新しく雇うこともしません。

これを、収益を増加させ設備投資を行える余裕が持てるようにしたり、人を新たに雇えるようにするわけですね。

デフレスパイラルからの脱却!例えば公共投資

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減った消費の代わりに、国が公共投資を行います。

道路を作ったり、橋を建設したりするわけですね。
有効需要創出

東北の復興など最高ですね(^▽^)

日本各地で老朽化した学校や病院、道路や橋を修繕するのも良いと思います。もちろん、ハコモノと批判される無駄なものにならないように、公共投資の見極めも大切ですが。

これは、税金で対応できる国家しかできません。

公共投資がもたらす影響

公共投資を請け負った企業は、仕事が増えたことで、働く人を雇うでしょうし、関連企業に協力を求めます。

さらに、新しくショベルカーなどの重機やトラック、工事用機械なども購入したりするかもしれません。

つまり、上のデフレスパイラルの、

  • 企業収益減少
  • 投資減少
  • 失業率増加

の部分を、強引に、企業収益増加、投資増加、失業率減少に変えるわけです。

そうすると、その企業で働く人の給料も少しずつ上がります。
所得増加

給料が上がれば、家計が楽になりますので、少しは贅沢できるようになりますよね(消費も拡大)(#^.^#)

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デフレスパイラルからの脱却!例えば金利引き下げ

または、企業が設備投資を行いやすいよう、お金を借りやすくする政策も大きな効果があります。

それは、日銀による金利の引き下げです。

日銀の金融緩和とは?内容は?わかりやすく!

金利が5%なら、10億円借りると1年間の利子が5,000万円です。
金利が1%なら、10億円借りると1年間の利子が1,000万円です。

お金を借りやすくなりますね^^

デフレスパイラルからの脱却!例えば量的緩和

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でも、日本のように長い間ゼロ金利と呼ばれる低い金利が続くと、引き下げようがありません。

そこでさらに日銀は、量的緩和を行います。

ようは、出回るお金の量を増やすわけですね。

量的緩和について詳しくは、こちらに書きました。

量的緩和を日本一わかりやすく解説することにチャレンジします!

デフレスパイラルの逆で脱却

こうして、国による政策でデフレのスパイラルを、どこかで止めることで脱却していきます。

その結果こうなります。赤文字が国の政策です。

  • 公共投資で有効需要創出!
  • 企業の収益が増えるので従業員を増やし、新社員をとるので失業者が減る(失業率減少
  • 金利引き下げ、量的緩和!
  • 企業の設備投資・新商品の開発などが増える(投資増加
  • 従業員の給与が増える(所得増加
  • 家計は節約を行い、個人の消費が拡大(消費拡大
  • モノが売れる(消費拡大
  • モノの値段が下げ止まる・上がる(物価上昇
  • モノが売れた時の儲けが増えるので企業の収益が増える(企業収益増加
  • 失業者の失業手当や生活保護費が減る(国の支出減少)
  • 国の税収が増える(国の収入増加)

理論上はこうなります。国は儲かるかどうかは置いておいて、大きくモノやサービスを買うことができます。その結果、良い方向にまわりだすという理屈です。

シンプルに書いていますが、デフレスパイラルの完全に逆ですね(#^.^#)

さいごに

以上が、デフレスパイラルの意味脱却方法でした。

早いところ、日本もこのようになって欲しいものですね。
しかし、残念ながら日本は消費税の増税を行い、公共投資や量的緩和のメリットを台無しにしてしまいました。消費税が増税されれば、「ヨシ!増税されたしどんどん物を買おうか!」とはなりません。実質の値上がりですから。

日本はまだまだ迷走するでしょう。

2 Comments

japanandworld_kanri

タローさま

コメントありがとうございます。

消費税を廃止してもらえると嬉しいのですが・・・(^^;

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