シリア内戦にアメリカが参入する本当の理由とは!?

2013年シリアでは、アサド政権に反対する反政府軍との内戦が激化しました。一進一退の攻防でドロ沼状態だったのですが、ある情報が飛び交います。

アサド政権が、毒ガス兵器を使用した!非人道的な行為だ!という情報です。

これが流れたことをキッカケに、アメリカが、軍事介入することを決定しました。

しかしその後、その毒ガスはアサド政権側ではなく実は反政府軍が使用した、という情報も流れました。

後日、オバマ大統領はシリアへの軍事介入を決定→土壇場で中止しましたが、なぜアメリカは、シリアに軍事介入を決断したのか?

今回は、この本当の理由をご紹介したいと思います。

追記:2017/04/07
オバマ前大統領は、軍事介入を中断しましたが、2017/04/07、次のトランプ大統領はシリアの空軍基地に、巡航ミサイルを59発、発射しました。理由は前回と同じ、「アサド政権が毒ガスを使用した!非人道的行為だ!これを攻撃することは米国の国益に叶う!」です。対するアサド政権とこれを支援するロシアは、やはり毒ガスの使用について否定しています。

過去とほぼ一緒・・・

ちなみに、アサド政権は2013年、ロシアからの化学兵器を国際管理下に置く提案を受け入れ、国内の化学兵器の廃棄に応じています。

前回のシリア関連記事の続き

戦争の風景

先日の記事で、
「シリア内戦の原因」を記事にしました。

その中で、

なぜ、アメリカを中心とする西側陣営は、シリア問題を長引かせ、シリアとの盟友イランを戦争に引っ張りたいのか?

と書きました。

日本にとっても他人事ではない「ある理由」が原因です。

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シリア内戦の「ある理由」とは?

それは、中国をおさえるためです。

え?

なんで?

なぜここで中国(?_?)

ですよね。

近年の中国が明確に覇権を狙いにいっているのはご存知かと思います。問題は山積みですが、数十年かけてでも着実に実現しようと動いています。

追記:2018/04/05
2013年当時に書いた記事ですが、2018年現在ではますます露骨になってきています。南シナ海には岩礁を埋め立て、軍事施設をいくつも完成させ、「軍事施設にします!」公に発表までしました。ほぼ「中国の海」への力での変更は完了です。もう今さらアメリカにも国連にも元に戻すことはできないでしょう。
こちらが落ち着いたら、東シナ海(尖閣諸島)です。

そうなると、今の覇権国家アメリカはどうなるでしょうか?

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なぜ?シリア・イランと戦争??

そして、中国の覇権国家への道、それを防ぐための、シリア・イランとの戦争です。

なぜでしょうか?

その答えは、石油です。

過去にアメリカは同じようなことをしました。ご存知、フセイン政権のイラクですね。当時のブッシュ大統領は、「イラクには大量破壊兵器がある!」(実際はあとでなかった事が判明した)

といって国連の反対を押し切って攻撃し、イラクを無理やりに親米国家にしました。

そして、次はイランを抑えれば、アメリカは中東をほぼ支配することになります。

そうすると、中国がメキメキ力をつけてきて、いざ本気で覇権を取りにきた時に、アメリカ中東から中国への石油をストップするというカードを持つことができます。さらに実際に止めることができます。

太平洋戦争当時、日本もまさにこれをやられましたね(涙)

有名なABCD包囲網です。(A:アメリカ、B:イギリス、C:中国、D:オランダ)

石油がとまれば、どんな国でも長くは持ちません。
(日本は当時、迅速に東南アジアに進出して石油を得ることをしましたが、その後はご存知の通りです)

中国もそれがわかっているため、ロシアと組んでエネルギーの購入先の多角化や、アメリカの中東支配の阻止をしようと動いています。

以上が、シリア内戦アメリカが介入する本当の原因です。

そして、もっと根本的な理由の1つに、次の原因があります。

「基軸通貨とは?メリットについてもわかりやすく解説」

よろしければ、合わせてご覧ください^^

2018年4月追記:ロシアが主導権発揮!アメリカ迷走中!

さて、オバマさんが軍事介入を土壇場で止めたり、トランプさんもミサイルを発射してアサド政権の軍事施設を破壊したものの、その後はアメリカとしては大きな動きがない状態が続いています。

その間にアサド政権は、ロシアの協力を得てシリアの拠点をIS(イスラム国)からどんどん奪還していき、ISを攻撃する体で、同時に反アサド体制派(アメリカ、サウジ、トルコなどから支援を受けていた)も攻撃しています。

ロシア主導で短期間や地域の停戦の合意もなされましたが、すぐに破られてしまい、いっこうに内戦は収まる気配がないのが実情となっています・・・

こんな時こそ、国連が影響力を発揮して平和へ導くことを一般人としては期待したいのですが、残念ながら国連にはその能力はないことがハッキリしてしまいました。所詮は大国の綱引きの場と化してしまっています。

戦闘が激しく、人道支援ですらも届けられない地獄のような場所がまだまだあります。

~引用ここから~

シリア「停戦」形骸化=死者800人超、東グータ制圧進む

【カイロ時事】シリアのアサド政権軍が首都ダマスカス近郊の反体制派支配地域・東グータ地区に地上部隊を進攻させてから1週間が過ぎ、7日までに同地区の4割以上を反体制派から奪還した。国連安保理が2月下旬に採択した停戦決議は既に形骸化し、戦闘の収束は見通せない。「地上の地獄」(グテレス国連事務総長)と評される人道危機下での死者数も増加の一途をたどっている。

出典:時事通信より
~引用ここまで~

さいごに:シリア内戦について思う事

ニュースで現地の子どもが砲弾に巻き込まれているニュース等を見ると、本当に辛く思います。

頭蓋骨が割れて中身がなかった、
体は2つに割けていた・・・

全く罪のない子どもが巻き込まれるのは耐え難いものがあります。

また、大人だって同じですね。最愛の人を失う辛さは想像するだけで発狂しそうです。もう人を殺してまで国益なんて狙わなくても良いじゃないですか!って思います。。。

とにかくできるだけ早く落ち着いてほしいです。

10 Comments

aaa

シリアの内戦について調べていたらこの記事を見つけました。
すごくわかりやすくて、勉強になりました。
そして改めて考えさせられました。。
ただの通りすがりですが、コメントさせていただきました。
わかりやすく書いていただきありがとうございました!

返信する
オトメンパパ

aaaさま、初めまして!

コメントありがとうございます。
日本はずっと平和なので、世界が弱肉強食なことを忘れてしまう時がありますよね。。

これからもよろしくお願いします!

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Davine lu linvega

こんにちは
Facebookから来ました。
石油利権が絡まなかったらこんなことにはならなかったでしょうね。
あるいは石油に変わるエネルギー資源とか・・・
でも、国益のためにじゃなくて、一部の利己的な者達の利益のために行われることなんですよ、戦争は。
弾丸一発いくら?砲弾一発いくら?小銃、機関銃、ミサイル、戦車、戦闘機…etc.
全部値段の付いてる商品なんですよ。
戦争屋という連中が戦争をコントロールしているのです。
在庫一掃したい時にも戦争起こします。
人間の中には悪魔も混じっているようです。

返信する
オトメンパパ

Davine lu linvega様、こんにちは。

fbから、ありがとうございます^^
今はsnsからのアクセスも大きいようですね。

> 戦争屋という連中が戦争をコントロールしているのです。
> 在庫一掃したい時にも戦争起こします。
> 人間の中には悪魔も混じっているようです。

嗚呼・・・
怖い世の中です(ノД`)・゜・。

日本が平和で居続けるために、勉強していきますね。

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さく

通りすがりの者です。
シリア難民の件で記事を色々読み漁っていたところ、こちらの記事に行き着きました。
とても勉強になりました、と同時に戦争はいつまでも続くのかと思うと本当に悲しくなりました。
本当の意味での平和がいつか訪れることを願うばかりです。
とてもわかりやすくて、学生の私でも理解できました。これからもたくさんのことを記事を通して伝えて欲しいです。

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オトメンパパ

さくさま、こんばんは。

> 同時に戦争はいつまでも続くのかと思うと本当に悲しくなりました。

本当にそう思います。
そんなガツガツしなくても~と思いますよね。。

> とてもわかりやすくて、学生の私でも理解できました。これからもたくさんのことを記事を通して伝えて欲しいです。

嬉しいコメントをありがとうございますm(_ _)m
今後とも、よろしくお願い致します!

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たま

結局シリアってどうしてこうなったの?と思って色々見ていたらここに辿り着きました。本当にわかりやすかったです。他の記事も読ませて頂こうと思います。ありがとうございましたm(_ _)m

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オトメンパパ

たま様、コメントありがとうございます。

早く解決すると良いのですが・・・

他の記事もご覧になっていってください^^

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たける

池上彰の番組+アホなタレントに、うんざりしてました。基軸通貨を調べてたら、面白くてシリアまで一気にストレスなく読めました、実に解りやすい説明で、冒険物語みたいでした。

これから、ゆっくりと色々サイト内を探検したいと思いす、ありがとうございました。

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オトメンパパ

たける様、コメントありがとうございます^^

テレビは、ためになるようなならないような、よくわからなくなりますので、あまり観ないようにしています(^^;
是非是非ご覧になっていってください!

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