看護学生さんの実習って、大変らしいですね(^^;
前回の記事を書いてくださった、元ベテラン看護師のMさんが、
そう言っていました。
最初は「何したらいいの??」という疑問と、
不安&緊張状態で、目標や行動計画を立てるのも大変で、
さらに、その紙面を埋めるのも・・・(笑)
って感じで、とにかく大変だったそうです(^^;
我が家の三人娘も、一人くらいは白衣の天使を目指すかもしれないので、
Mさんに、看護実習の目標の立て方について、聞いてきました。
看護師を目指している皆さん、是非、読んでみてくださいね!
看護の実習とは?
実習とは、学校で、多くの知識や技術を「学んだ状態」から、
その知識や技術を「使える状態」にするための場です。
実際の患者さんに接することで、日々変化する状況に対応しつつ、
そこから、また学びを深めるわけですね。
実習は、学校や病院によっても違いますが、各科を回ります。
たとえば「成人看護実習 急性期」「成人看護実習 慢性期」
「小児看護実習」等があります。
以前は、「外科」「内科」「産婦人科」のように、
各科で学んでいましたが、今は系統的に学ぶのが特徴です。
ではその看護実習での目標は、どのように決めると良いのでしょうか?
これを次で見てみましょう。
看護の実習目標と計画
看護の実習には、大目標と小目標があります。
- 大目標⇒長期の目標
- 小目標⇒短期(日々)の行動目標
大目標は退院するまで、そして時には退院してからも、
どのような生活を患者さんが送っていけるかまでを考え、
小目標は、大目標に向かっての毎日の目標です。
目標というと、Mさんにいわせれば、
「毎日、受け持ち患者さんに良い看護を提供する」
という目標に向けて、看護の計画を立てるそうです。
そのため、実習目標の決め方として、まず看護計画を立てる
方法がオススメです。
- 情報を集める(患者さんを詳しく知る)
- 問題点を抽出する(知ったことから、問題点を探し出す)
- 看護計画を立てる(必要なケア・援助などの明確化)
- 計画を実施する
- 評価(計画が実施できたか?実施してどうなったのか?)
この計画を立てていく中で、目標が見えてきます。
そして、目標をより具体的にするために、
もう一つ別の角度から、考えます。
- 看護師として、自分ができるようになるべきことを、箇条書きにできるだけたくさん書き出す
- さらに、予定された実習内容の中で、自分が特に学びたい・経験したいと思っていることを書きだす
- その書き出したことを実現するために、何をする必要があるかを具体的にすると、それが目標となる
このような手順を踏むことで、目標がより具体的に、
そして自分のオリジナルのものになるそうです。
Mさんは、実習中は、とにかく日々精一杯で、
「大目標が見えなくなりがちだった~」
なんて言っていました(#^.^#)
さいごに
看護実習の目標の立て方でした!
Mさんは、「実習が終わってバンザイと言い、
国家試験に受かった時には、言葉にならないくらい嬉しかった」
とも言ってました。
看護実習って、看護学生さんにとって、
大きな節目でもあるんですね( ´∀`)
看護学生の皆さま、実習、頑張ってくださいね!