税金とは何か?中学生にも簡単にわかりやすくご紹介!

税金とは何か?中学生にも簡単にわかりやすく

先日、小6になる次女に「税金って何かわかる?」と聞いてみました。

次女は「・・・わからない。」という返事(^_^;)

おお!?マジか!

どうやら、長女には小さい頃から社会の知識を教えてきたので、ある程度物知りになってくれたのですが、次女にはうまく教えられていなかったようです。

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中学生になると数学や英語がぐっと難しくなりますので、せめて社会はあまり勉強しなくても良いようにしてあげたくて、税金について噛み砕いて教えることにしました。

そこで今回は、税とは何か?簡単にわかりやすく、ご紹介したいと思います。

税金とは?中学生にも簡単にわかりやすく!

図書館

税金とは、簡単にわかりやすく言うと「公的サービスを受けるための代金」です。

では、その「公的サービス」とは何でしょうか?これを考える時、皆さんが日々暮らしている中で、様々な便利なことや、なくてはならないもの、いざという時の助けなどを思い浮かべると、よくわかりますよ~(*^_^*)

例え1)楽しくお勉強♪の学校
子どもは学校へ行きますよね。勉強はイヤだ~!と言っても基本的に行く必要がありますよね(笑)
この時の小学校の校舎や体育館は税金で建てられています。公立の小中学校では教科書も税金で購入されていますし、学校で働いている先生方※や事務員さんや用務員さんのお給料も税金で支払われています。

例えば、学校1校あたりの建設費用は平均約13億円です。

MEMO
※公立学校の先生や市役所で働いている方などを公務員と言います。公務員のお給料は税金から支払われています。
例え2)急病やケガの時の救急車
急に激しい腹痛がおこった場合、119に電話すると救急車が駆けつけてくれて病院へ搬送(運ぶこと)してくれます。夜中でもお正月でも、家でも外出中でも、どこにいても短い時間で来てくれますよね。
私も中学生の時に盲腸(虫垂炎)になった時や、柔道で鎖骨を折った時にはお世話になりました(^_^;)この時の救急隊員の方のお給料や救急車を購入する費用も、税金から支払われています。

例えば、救急車1台あたりの購入費用は、約2,000~3,000万円です。

例え3)面白い本がたくさんな図書館
面白い本や新しい本はたくさんありますよね。私も本好きなんですが、欲しい本を全部買っていたら、あっという間にお小遣いがなくなります。そこで、市立図書館で探してみるとだいたいの本がそろっています。なくても、他の市内の図書館から運んでくれますし、買って用意してくれることもあります。貸出中でもネットで予約をしておけば、空きが出ればメールでお知らせしてくれます。簡単でコストパフォーマンス最強です(^o^)
この時の図書館の本を買うお金や、働いている司書の方のお給料、図書館を建設する費用も税金で支払われています。
例え4)毎日通る道路
道路や橋、信号も税金で作られています。以前、東南アジアに旅行した時、道路がボロボロだったり土のままだったりしていました。車で走るとガタガタするし、土ぼこりも舞い上がっていましたし、雨が降ると泥水でぐちゃぐちゃでした。この点、日本の道路はいつも整備されていて、とても綺麗ですよね。

信号機1機あたりの値段は240万~470万円で、全国に約21万機設置されています。

例え5)頼れるおまわりさん(警察)
私達の生活を守ってくれている、おまわりさんも公務員です。家に泥棒が入った時や街に不審者が現れた時、110に電話で通報すればおまわりさんさんがすぐに駆けつけてくれます。高速道路で猛スピードを出すおバカさんも、警察が目を光らせていますが、この警察官のお給料やパトカーの購入費用も税金です。

例えば、警察費は2017年度では3兆2,311億円でした。

5つわかりやすい例をご紹介しました。

このように、普通の会社ではできない大規模なことを、国や市町村が行っています。しかし国や市町村はお金を稼いでいません※。

MEMO
市立病院など、お金を稼いでいるところもあります。

そのため、国や市町村は国民※から集めた税金で上記のような「公的サービス」を運営しています。

MEMO
※国民からと書きましたが、外国の方でも日本に居住していれば税金をおさめる必要があります。

私達は、普段の生活からいざという時まで、常に公的サービスを利用しています。税金はその利用料・代金というわけですね。

日本では税はいつからあるの?

埴輪

それでは、日本では税金はいつ頃からあるのでしょうか?

日本での一番古い記録では3世紀頃の弥生時代に、女王卑弥呼(ひみこ)の国:邪馬台国(やまたいこく)で税があったとされていて、絹の織物や種もみが税として納められていました。最初の税金ですね^^

卑弥呼についてはこちらにまとめました。

卑弥呼と邪馬台国!小学生にもわかりやすく!

西暦701年の飛鳥(あすか)時代には、租・庸・調(そ・よう・ちょう)という税がありました。

  • 租(そ)は収穫された稲の3%が税として納められました。
  • 庸(よう)は2種類ありました。都(みやこ)での労働(10日間)で支払う税と、布を納める税です。働くか、布で納めるかどちらかです。
  • 調(ちょう)は各地域の特産物を納める税です。

昔は物で納めたり、働くことで納める時代があったのですね。

MEMO
ただ、庸は10日働くだけなので簡単そうですが、この時代は移動手段が徒歩なので都まで行くのが大変です。そのため、実際には都に近い人しか労働で払うことはできませんでした。

江戸時代の税は皆さんご存知の、昔話でも有名な言葉「年貢(ねんぐ)」です。

その年貢は大変重く、収穫されたお米の2/3で、手元には1/3しか残らなかったようです。イメージではやせた貧しい農民が、「今年も何とか年貢を払えたのう・・・」などと言っているシーンが思い浮かびます。

ですが最近の研究では、江戸時代の農村は収穫されたお米をごまかすことができ、実はけっこう豊かだった、という学説もあるようですね。

よく太った農民が「ガッハッハ、年貢が少なくて楽じゃのう!」なんて言っていたのでしょうか^^

実際のところはわかりませんが、歴史のイメージがガラッと変わり、面白いものですね!

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税をなぜ払うのか?

税とは、国民が国に支払う公的サービスの代金であることはわかりました。

それでは税金はなぜ払う必要があるのでしょうか?

それは当たり前のことですが、払う人と払わない人がいると、不公平だからです。公的サービスはどんな人でも受けていますので、それに対して税金を払うのは国民の三大義務の一つ(納税の義務)とされています。

もしも税金を払わなかったら、税務署から「払いなさい!」と叱られます。

税金は稼いだお金の一部を国におさめますが、この稼いだ金額をわざと少なく国に伝えて税金を少なくおさめると、脱税(だつぜい)と言って逮捕されてしまうこともあります。

怖いですね(^_^;)

しかし、税を払う必要があるとは言え、国民から強制的にお金をとるわけですので、きちんと憲法や法律で定められています。きちっと課税について法律で決めることで、不公平が起こらないようにもなっています。

この根拠となる憲法と法律をご紹介しますね。

憲法

まずは、日本国憲法第30条です。税を納めるのは国民の義務ですよ、と書かれています。

~引用ここから~
第三十条
国民は法律の定めるところにより納税の義務を負う。
~引用ここまで~

続いて憲法第84条です。税金を課税する※には、法律で決める必要がありますよ、と書かれています。

MEMO
※課税:税を支払うように決めること

~引用ここから~
第八十四条
あらたに租税を課し、又は現行の租税を変更するには、法律又は法律の定める条件によることを必要とする。
~引用ここまで~

続いては各種の税法を見てみましょう。

上記の憲法84条で書かれているように、様々な税金が、誰がどのようにしていくら支払うのか?などが法律で決められています。

様々な税法
  • 所得税法
    個人が儲けた収入に対する課税について決められた法律
  • 法人税法
    法人(会社)が儲けた収入に対する課税について決められた法律
  • 消費税法
    物を購入する(消費する)時に課税される消費税について決められた法律
  • 相続税法
    亡くなった人からの遺産を相続する時の課税(相続税)について決められた法律
    また、人からお金などをもらった時に課税される贈与税についても決められている
  • たばこ税法
    たばこに対する課税について決められた法律
  • 地方税法
    車を持っていると課税される自動車税や、家や土地を購入した時に課税される不動産取得税、温泉に入る時に課税される入湯税など、たくさんの地方税に関する税金について決められている
  • 酒税法
    お酒に対しての課税について決められている法律

などなど、まだまだたくさんの税法があります。

しかし多いですね~
それだけたくさんの税金があるということですね(^_^;)

税にまつわるエピソード

アメリカ独立戦争イメージ

税にまつわる有名なお話を1つご紹介します。

現代では経済力と軍事力で1位の国アメリカが、まだイギリスの植民地※だった頃のお話です。

MEMO
※植民地(しょくみんち):他の国に、政治的に支配されている地域や国。
アメリカの独立戦争と税
アメリカはもともとイギリスの植民地でした。それが後に独立するのですが、その独立のきっかけとなったのがイギリスによる課税に納得できない!という反発でした。
 
本国イギリスは当時フランスとの戦争で財政難でもあったため、植民地アメリカの人々(移り住んだ元イギリス人)に課税しましたが、課税内容をイギリス本国で決め、「次からこの税金を払いなさい!」という通知のみアメリカに伝えていました。
 
アメリカの人々も勝手に税金を増やされたら困りますので、「私達の代表をイギリス議会に入れてください。税の内容を一緒に議論したいです。」とお願いしましたがイギリスには聞いてもらえませんでした。
 
1764年の砂糖法、1765年の印紙法という税法が決まり、アメリカ人の不満も高まっていった頃、「代表なくして課税なし」と言う言葉が生まれ、反対運動が始まりました。
 
そして、その後の生活必需品であった紅茶に対する茶法によるイギリスのずるい独占販売がきっかけで、アメリカ人がブチ切れ、1773年に有名な「ボストン茶会事件」が起こります。
 
ボストン港に泊まっているイギリスの東インド会社の船を襲い、紅茶の箱を次々に海へ投げ捨てました。この時、「ボストンの港をティーポットにしてやる!!」と叫んでいたそうです。
大きな箱を342箱も投げ捨てたそうなので、実際に海の色も茶色になったかもしれませんね(笑)
 
その後はイギリスと対立がどんどん深まり、1776年アメリカの独立宣言へとつながります

なんと、アメリカでは税金に対する反発運動から、独立戦争へとつながっていったのです。

税金とは、納得できるものでないと大変なことへつながるものでもあるのですね。やはり大切なお金のことですから、しっかり議論して国民の支持を得てから決められるものなのでしょう。

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さいごに

税金とは?簡単にわかりやすく!でした。

今回は、中学生や小学生の子どもさんにも読みやすいように意識して書いてみました。

以前にまとめた下記の税金の記事が、「作文で役に立ったよ!」と嬉しいコメントをかなりたくさん頂けたので、その続編のようなものになります(*^_^*)

税金の使い道は?身近なくらしの中で何に使われている?
税金の種類は?数はいくつあるの?一覧で!

あと、個人的にアメリカの独立戦争の章を書いている時が楽しかったです。歴史、好きだな~と思いました!

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