再生可能エネルギー!課題は?なぜ普及が遅れているの?

「おウチで電力を発電して、光熱費を年間15万円うかせませんか?」

先日、太陽光発電のセールスのお電話がきました。

国からの補助金があって、お得に発電設備を、
屋根につけることができるそうです。

営業マンさんが、あつ~く語ってくれたのですが、設備代の回収には、
10年くらいかかる計算でしたので、今回はお断りしました。


でも、近所を散歩していると、
ちらほらと屋根に設置されているのを見かけます。

光熱費がうくとなると、やはり気になりますし、原発関連でゆれる日本にとって、
太陽光発電を含む、再生可能エネルギーって、とても良いエネルギーとも思えます。

そこで実際に、太陽光発電ってどうなんだろう?
どのくらい発電しているのかな?

また、他の再生可能エネルギーはどうなんだろう?

と気になり、調べてみました。

そこで、わかった再生可能エネルギーの課題と普及が遅れる原因について、
ご紹介したいと思います。

再生可能エネルギーとは?発電量の比率は?

太陽光発電2


まず、再生可能エネルギーとは、簡単にいうと、

「資源がどんどん補給されて、
いくら利用しても枯渇しないエネルギー」

のことですよね。

いくら使ってもなくならないなんて、
夢のようなエネルギーですね^^

再生可能エネルギーの種類

  • 太陽光
  • 風力
  • 地熱
  • 水力
  • バイオマス

他に潮力、波力など


使っても資源が減らない素晴らしいエネルギーなので、
さぞかし普及しまくっているだろう

と思いませんか?

しかし・・・

2012年度の、水力以外の再生可能エネルギーの発電量は、
日本の総発電電力量の約1.6%※となっています。
※資源エネルギー庁発表

1.6%!?

す、少ないですね(^_^;

太陽光と風力と地熱とを合わせてなので、
もう少しあるだろうと思っていました。

再生可能エネルギー先進国のドイツでは、
10%を超えています。

日本では、なぜこんなに少なく、
普及が遅れているのでしょうか?

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期待度大!でも普及が遅れている理由は?

  • 環境への負担が少ない
  • 資源が枯渇しない


という素晴らしい再生可能エネルギーですが、
普及が遅れている原因は何なのでしょうか?

代表的な、太陽光・風力・地熱の、課題を見てみたいと思います。

太陽光発電の課題

太陽光発電1


太陽はタダで、晴れている限り無限に降り注ぐため、
有効に活用したい資源ですよね。

太陽光発電の発電量は、
2012年度で、0.4%です。

そんな太陽光発電ですが、どんな課題があるのでしょうか?

<太陽光発電の課題>

  • 自然環境に発電量が左右される!?
    「太陽光」発電なので、太陽が出ている間限定の発電となり、天候により発電量に大きな差が出てしまい、電力の安定供給が難しいという一面があります。蓄電池などを効率良く利用して、電力の安定化が求められています。
  • ここは「農地」です!農業以外ダメ!
    日本にはたくさんの休耕地があります。その遊ばせている土地に、ソーラーパネルをたくさん設置すればいいじゃん!って思うのですが、農地法で、建設が認められない場合があります。農地と農業を守るための法律なのですが、太陽光発電の設置場所は大きく限定されてしまいます。
  • 電気を作っても送電できない!?
    電気を作ったら、電力会社の送電ネットワークに接続して(連系)電気を送る必要があります。以前は、ここで電力会社から多額の費用を請求されたり、接続を拒否されたため、事業の断念や規模を縮小する事例がありました。しかし現在は規制緩和により、だいぶ前進しました。ただ、実際にはまだ連系に対する部分で不明点が多く、工事費用などに不透明さを感じている事業者も多いことが問題となっています。
  • 買取制度はいつまで続く?金額はいくら?
    電力の買い取り制度に対して、将来どうなるのかが明確に打ち出されていないため、将来への見通しが読みにくくなっています。

※自然エネルギー財団「2013年太陽光発電事業の現況とコスト」出典

以前は、上記に加えて、太陽光発電の発電コストは大きい!
という課題がありました。

しかし現在は、発電コストはどんどん値下がりしていて、
今後も下がる傾向にあります。

液晶テレビも、出始めはものすごく高く、
普及してくると、とても安くなりましたよね^^

ヨーロッパの試算では、2020年頃に条件の良い場所では、
火力発電と競うレベルにまで、発電コストは低下すると言われています。

確かに、燃料は無料の太陽光ですもんね^^

火力のようにガスなどの燃料代がかかりませんから、基本的に、
設置費用や土地代、メンテナンス費用が、コストの主なものとなります。

次に風力発電の課題を見てみましょう。

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風力発電の課題

風車


日本は島国なので、海からの風が強い場所が多く、
風力発電は、今後有望といわれています。

陸から近い海の上に設置することも可能ですしね。

2012年度の風力発電の発電量は、
全体の0.5%です。

2013年の日本の発電量は世界で18位※と、
ちょっと寂しい状態です(1位は中国、2位はアメリカ)。
※日本風力発電協会発表

風力発電があまり普及していない課題は何でしょうか?

<風力発電の課題>

  • 海鳥がかわいそう!?自然環境に対する問題
    海鳥が風車の羽に衝突する事故(バードストライク)や、洋上発電では、海の生物や漁業への影響が問題とされています。
  • 落下事故!?安全性の問題
    2013年に、京都と三重で大型の風車が落下しました。人や民家への被害はありませんでしたが、直径100メートル近い風車が落下する可能性は、近くに住んでいる人にとって大問題です。
  • 発電設備の価格が高い!コストの問題
    風力発電は設備が大きくなりやすく、大型のプロジェクトでは数十億円~数百億円がかかるため、事業者が参入しにくい問題があります。
  • 景観が変わります!騒音もある!?
    大きな風車を設置することで景観が変わりますし、騒音が出ることがあります。


風力発電は、コストの問題が一番大きいといえます。

採算性があえば、初期費用が高くても事業者は参入すると思いますが、
この採算性が、将来的に不透明な点があり、参入への壁となっています。

次に、地熱発電の課題について見てみましょう。

地熱発電の課題

地熱発電


地下のマグマで熱せられた地下水を利用する地熱発電は、
火山が多い日本※には、とてもむいているといえます。
(※世界第3位の地熱資源)

設備も一度設置すれば、長期間活用できます。

しかし、地熱発電の発電量は、
2012年度で、全体の0.3%です。

こういった豊富な地熱資源がありながら、
どうして普及していないのでしょうか。

<地熱発電の課題>

  • 法律で発電所が作れない!?
    地熱発電の候補地は、国立公園や国定公園に多くあります。しかし、環境を守るための自然公園法で、発電所の建設が認められにくくなっています。
  • 温泉がなくなっちゃう!?
    地下水をくみ上げ発電に利用することで、温泉の質が変わったり湧く量が減少する可能性があります。さらに、発電所が近くにあると温泉地の景観に影響があるので、地元の温泉組合などが反対する問題があります。
  • 発電設備の価格が高い!コストの問題
    地熱発電は設備がかなり大きくなります。大規模プロジェクトでは開発期間も10年以上かかり、費用も数百億円かかることになりますので、新しく発電所を作るリスクは大きくなります。


原発事故の問題などから、再生可能エネルギーをもっと推進しよう!
という動きというか世論があります。

そのため、国立公園などへの発電所建設の規制が緩和されてきて、
2014年現在、複数箇所で発電所の計画や調査が始まっています。

今後は、少しずつ、
地熱発電が増えてくるかもしれませんね。

ちなみに、真山仁の「マグマ」っていう
地熱発電をテーマにした小説があります。

この小説では、日本にとって地熱発電はかなり有望で、
太陽光より、現実的な発電資源として書かれています。

これを読んだ時から私は、地熱スゴイ!地熱は日本に必要だ!という地熱好きで、
最近発電所が増えていきそうな流れなので、嬉しいです^^

さいごに

再生可能エネルギーの課題について、
いかがでしたでしょうか。

国もこういった課題に対応するため、
様々な政策を行っています。

例えば・・・

  • RPS法:電力を販売する事業者に対して、再生可能エネルギー電気を一定量以上利用することを義務付けた
  • 固定価格買取制度:再生可能エネルギーで作られた電気を、一定の期間にわたって国が定める価格で購入するよう、電気事業者に義務付けた
  • 太陽光発電や地熱発電の立地に関する規制の見直し
  • 再生可能エネルギー発電設備の設置に際しての税制の優遇
  • 住宅用の太陽光発電システムを設置する人に対しての補助金


再生可能エネルギーが普及するなら、
税金を使っての補助や支援は大賛成です。

まだまだ課題は多い再生可能エネルギーですが、資源の枯渇を心配しなくて良い点や、
原発などに比べると、ずっと安全で環境に優しいものなので、
もっと普及してほしいと思います。

さらに、日本はこういった分野で、トップを走ってほしいな~と思います^^

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